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【6月16日の香港市場】

2017.06.16 18:08

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は反発し、0.23%高の2万5626.49ポイントだった。H株指数は0.37%高の1万384.89ポイント、レッドチップ指数は0.31%高の3986.87ポイントと、いずれも3日ぶりに反発。メインボードの売買代金は昨日に比べ約7%増加し、概算で798億4000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が6億9400万元、深セン経由が2億4700万元だった。

 ニューヨーク市場は金融株やエネルギー株が売られ、ダウ平均が小反落。ハイテク株への売りも続き、ナスダック総合株価指数は続落した。外部環境は低調だったが、本日の香港市場は昨日の急落からの反動に加え、本土系の金融株で買いが先行した影響で、ハンセン指数とH株指数が高く寄り付いた。その後はじりじりと上げ幅を縮めたが、前日比プラスで取引を終了。レッドチップ指数は低く寄り付いたものの、すぐに上げに転じ、小幅高で推移。後場の終盤で再び下げに沈んだが、取引終了間際にまとまった買いが入り、高値引けした。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株の上昇が目立った。中国工商銀行(01398.HK)が上昇率2位の1.16%高だったほか、中国銀行(03988.HK)が0.79%高、中国建設銀行(00939.HK)が0.78%高、交通銀行(03328.HK)が0.52%高。先ごろ広まっていたニュースで、銀行20行が住宅ローン業務を一時停止したという内容のものがあったが、その内容を大手証券紙「上海証券報」が否定。金利が上昇し、一部の銀行は融資が遅れているものの、住宅ローンは優良資産であり、大規模な停止の可能性は低いと指摘した。中国建設銀行のトップも、住宅ローン業務に特段の影響はないと語っており、これらの情報が銀行株への安心感につながったもようだ。

 本土系不動産株もこの情報を好感。華潤置地(01109.HK)が上昇率4位の1.15%高だったほか、中国海外発展(00688.HK)が0.52%高だった。このほか時価総額の大きなHSBC(00005.HK)が0.81%高。本土系通信株もそろって上昇した。

 一方、昨日まで2日連続で下落率2位だった吉利汽車(00175.HK)は続落し、本日は下落率1位の2.34%安。また、香港ドル金利の上昇を嫌気し、香港系不動産株の下げも目立った。(中国部・千原)
 
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