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【6月13日の中国本土市場】
2017.06.13 17:24
主要指数はいずれも反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.44％高の3153.74ポイント、B株指数が0.67％高の323.24ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.03％高の1万224.81ポイント、B株指数が0.57％高の1115.61ポイントだった。両市場の売買代金は4日連続で減少。概算で前日比8％減の3571億元にとどまった。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は昨日に続いて売りが多く、売越額は9600万元だった。一方で「深股通」（香港経由の深センA株投資）は引き続き買いが多く、買越額は6億9700万元だった。
本日の本土株市場は約8割の銘柄が上昇した。寄り付きから弱含む上海総合指数も前引けにかけて上昇すると、後場は3100ポイント台の半ばで小幅にもみ合い、そのまま大引け。先週発表の中国の経済統計が概ね堅調だったことから、明日の主要統計の発表を控えて景気改善の期待感が地合い全体を支えた。一方で米連邦公開市場委員会（FOMC）を前にした様子見ムードや不透明な外部環境、国内の金融引き締めなどが意識され、商いは一段と減少。上値は重く、指数の上げ幅は限られた。
石炭、非鉄、建材などの景気敏感セクターが概ね反発した。西山煤電（000983.SZ）が8.64％高、西部砿業（601168.SS）が7.71％高、洛陽欒川'A'（603993.SS）が6.63％高、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が5.20％高。自動車セクターも好調だった。5月のエコ自動車の国内販売台数が前年同月比で4割近くも増加。政府もガソリン車からエコ自動車へのシフトに向けて対策を強化すると伝わり、東風汽車（600006.SS）が6.02％高、上海汽車（600104.SS）が4.60％高、BYD'A'（002594.SZ）が2.61％高、広州汽車'A'（601238.SS）が1.47％高と値上がりした。リチウムイオン電池の需要を織り込み、コウ鋒リ業（002460.SZ）が8.64％高、天斉リ業（002466.SZ）が8.52％高。個別ではソフト会社の上海宝信ソフト'A'（600845.SS）がストップ高となった。アリババグループとの提携観測が伝わり、思惑買いが広がった。
一方、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.74％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.79％安、平安保険'A'（601318.SS）が1.00％安など、保険セクターが低迷して指数の上げ幅を縮めた。招商銀行'A'（600036.SS）が1.53％安、浦東発展銀行（600000.SS）が1.48％安など、銀行株もさえない。また、航空株に利益確定売りが広がった。
なお、B株市場もA株に連れ高し、値下がりはわずか13銘柄にとどまった。上海B株では上海宝信ソフト（900926.SS）がA株の急騰に追随し、上昇率1位の5.25％高で引けた。（中国部・畦田）
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