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【6月12日の香港市場】
2017.06.12 17:58
主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は前営業日比1.23%安の2万5708.04ポイント、H株指数は1.00%安の1万485.85ポイント、レッドチップ指数は1.13%安の4019.63ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約25%減少し、概算で876億2600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が3100万元、深セン経由が4億2100万元だった。
先週末のニューヨーク市場は金融株やエネルギー株が買われて、ダウ平均が3日続伸したものの、ハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに急反落した。これを受け、週明けの香港市場ではハイテク株が売られ、ハンセン指数は2万6000ポイント割れで寄り付いた。前場の中盤から売りが加速し、2万5700ポイント付近で前場を終了。後場は安値付近での横ばいに終始し、3日ぶりに終値で2万6000ポイントを下回った。メインボードの売買代金は先週末に比べ落ち込んだものの、800億HKドルを超える水準を維持。本土経由の売買も活発で、メインボードの売買代金の13%を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク株が大きく下げた。アップル関連株の瑞声科技(02018.HK)が下落率2位の3.76%安だったほか、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が同4位の2.45%安となり、ハンセン指数の重荷となった。先週末は堅調だった吉利汽車(00175.HK)は反落し、下落率1位の4.13%安だった。
一方、上昇したのは2銘柄のみで、いずれもマカオのカジノ株。銀河娯楽(00027.HK)が0.53%高、サンズチャイナ(01928.HK)が0.13%高だった。ニューヨーク市場で金融株が堅調だったことから、HSBC(00005.HK)は下げ渋り、0.21%安だった。
そのほかでは、長城汽車(02333.HK)が21.36%高。新ブランド「WEY」のアクセシブル・ラグジュアリー路線(手が届く価格の高級車戦略)を評価するアナリストが投資判断と目標株価を引き上げたことを好感した。(中国部・千原)
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