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【6月6日の中国本土市場】

2017.06.06 17:02

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.33%高の3102.12ポイント。B株指数は3日ぶりに小幅に反落し、0.02%安の318.15ポイントだった。深セン市場はいずれも3日続伸し、深セン成分指数が0.74%高の9915.92ポイント、B株指数が0.38%高の1087.01ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約8%減少し、概算で2978億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は8億9300万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は12億3300万元の買い越しだった。

 上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退だったが、マイナス圏に沈んで前場を終了。後場は中盤から小幅安で推移したが、取引終了間際に上げに転じ、終値を3100ポイントに乗せた。上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割の銘柄が上昇。商いは薄く、両市場合計の売買代金は今年2月3日以来、約4カ月ぶりに3000億元を下回った。

 上海A株市場の主力セクターでは、保険株が堅調だったものの、銀行株はまちまち。二大石油株はそろって軟調だった。そのほかでは航空機関連株が堅調で、航発航空科技(600391.SS)が5.99%高、航発動力(600893.SS)が4.96%高。国産旅客機の開発を進める中国商用飛機有限責任公司が、全面的な品質管理の向上を目指し、中国の航空機産業を世界上位クラスに押し上げる方針を発表したことが材料視された。

 一方、このところ電力業界の再編を材料に堅調だった電力株の下げが目立った。華能国際電力'A'(600011.SS)が2.65%安、大唐国際発電'A'(601991.SS)が1.81%安。また、北京の副都心「雄安新区」やメタンハイドレードの関連株のほか、建材株などが軟調だった。

 上海B株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。深センB株市場は全体の7割の銘柄が上昇した。(中国部・千原)

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