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【5月26日の中国本土市場】
2017.05.26 17:22
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも小幅に3日続伸し、上海総合指数が前日比0.07%高の3110.05ポイント、B株指数が0.13%高の320.82ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反落し、0.34%安の9859.23ポイント。B株指数は小幅に3日続伸し、0.13%高の1086.46ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約12%減少し、概算で3795億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は3億元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は3億4400万元の買い越しだった。
明日から30日までの端午節連休を前に、上海総合指数は方向感を欠く展開となった。昨日の大幅高の反動もあり、始値は低かったが、すぐに上げに転じた。前場は振れ幅がやや大きく、下げに沈む場面もあったが、後場は概ね小幅高での小動きとなった。上海市場と深セン市場のいずれも上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。連休を前に商いは薄く、再び4000億元を下回った。なお、本土市場は29日と30日が休場となり、「滬股通」と「深股通」も停止。31日に通常通りの取引に戻る。
上海A株市場では昨日堅調だった銀行株や保険株がまちまち。二大石油株は原油相場の急落を受け、いずれも反落した。こうしたなか航空株が買われ、中国国際航空'A'(601111.SS)が5.37%高、吉祥航空(603885.SS)が4.75%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が2.16%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が1.05%高。原油相場の急落を好感したほか、端午節連休にともなう利用客の増加を見込んだ買いが入った。航空当局者が世界クラスの空港群を建設する構想を語り、これも追い風となった。
中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)は中国がメタンハイドレードの試掘に成功した先日のニュースを手がかりに6.52%高。また、中国が開発した原子力発電システム「華竜一号」のモデルプロジェクトとなる福清原子力発電所の5号機で、建屋ドームの設置が完了。これを受けて李克強首相が絶対の安全性を確保することなどを指示した。これを材料に中国核建(601611.SS)が4.72%高。深セン市場でも中広核技術(000881.SZ)が5.46%高だった。このほかでは、金関連の銘柄などが堅調だった。
上海B株市場は上昇銘柄の数がわずかに多かった。深センB株市場は全体の6割近くの銘柄が上昇した。B株市場でも航空株が買われ、海南航空(900945.SS)が1.07%高、山東航空(200152.SZ)が1.66%高だった。(中国部・千原)
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