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【5月23日の中国本土市場】
2017.05.23 17:03
主要指数はいずれも下落。上海市場はそろって続落し、上海総合指数が前日比0.44％安の3061.94ポイント、B株指数が1.76％安の316.13ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日続落し、1.37％安の9763.78ポイント。B株指数は続落し、0.96％安の1076.63ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約9％増加し、概算で4208億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しに転じ、売越額は2億7200万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は6億6200万元の買い越しだった。
上海総合指数は低く寄り付き、前場の中盤からは前日終値を挟んで一進一退だったが、後場はマイナス圏での値動きに終始した。上海市場と深セン市場のいずれも下落銘柄が全体の8割に達した。両市場合計の売買代金は3日ぶりに4000億元を上回った。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスのA株採用について、6月20日（日本時間の21日未明）に検討結果が発表されるとの情報が流れた。ただ、これまで何度も採用が見送られてきたこともあり、A株市場への影響はほとんどなかった。
上海A株市場ではメタンハイドレードの関連銘柄が利益確定売りに押されて大幅安。昨日まで2日連続ストップ高だった中石化石油工程技術服務'A'（600871.SS）が、本日はストップ安。中海油田服務'A'（601808.SS）がストップ安、海洋石油工程（600583.SS）が8.40％安だった。北京市の副都心「雄安新区」の関連銘柄も、一部が大幅安。北京キャピタル（600008.SS）が8.90％安、ラッキーフィルム（600135.SS）が8.57％安。また、軍需関連株、「一帯一路」の関連銘柄も下げが目立った。
一方、時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株が軒並み堅調で、上海総合指数を下支えした。また、酒造株の上昇が目立ち、杏花村汾酒（600809.SS）が9.00％高、茅台酒（600519.SS）が2.81％高だった。
上海B株市場は全銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の7割半だった。深セン中国自転車（200017.SZ）はA株増資の規模を縮小し、調達資金の用途を変更することが嫌気され、ストップ安に沈んだ。（中国部・千原）
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