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【5月22日の中国本土市場】

2017.05.22 17:17

 主要指数はいずれも下落。上海市場はそろって反落し、上海総合指数が前営業日比0.48%安の3075.67ポイント、B株指数が1.19%安の321.82ポイント。深セン市場は深セン成分指数が4日続落し、0.71%安の9899.64ポイント。B株指数は反落し、0.73%安の1087.14ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約9%増加し、概算で3871億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は8500万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は5億5900万元の買い越しだった。

 上海総合指数は小安く寄り付いたものの、朝方で上げに転じ、前場の中盤で節目の3100ポイントを抜いた。ただ、ここから売りに押され、下げに転じて前場を終了。後場は下げ幅を広げ、終盤は3070ポイントを挟んで小動きとなった。上海市場の下落銘柄は全体の8割近くに達した。深セン市場は全体の7割半の銘柄が下落した。商いは引き続き薄く、両市場合計の売買代金は2日連続で4000億元を下回った。

 上海A株市場は幅広い銘柄が売られたものの、二大石油株や保険株は堅調。銀行株はまちまちだが、上昇銘柄の方が多かった。国有石油会社に民間資本を誘致する混合所有制改革に向け、国務院が石油天然ガス体制改革に対する意見書を明らかにした。また、債権投資スキームを通じて保険資金を重点建設プロジェクトに投資することを認めると、中国保険監督管理委員会が発表。こうした政策が材料視されたもようだ。このほか、南シナ海でのメタンハイドレード試験生産成功が引き続き材料視され、中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)が2日連続のストップ高だった。

 個別の材料があった銘柄では、天津港(600717.SS)が5.40%安。実質筆頭株主の天津港(集団)有限公司で党書記と董事長を務めていた于汝民氏が、重大な紀律違反で党籍はく奪の処分を受けたことを嫌気した。馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)は1.88%高。中国で棒鋼生産能力の削減が進み、在庫の減少が進んでいるとアナリストが指摘。同社は棒鋼を主力製品とすることから、こうした状況が業績への追い風となると見込まれ、買い進まれたもようだ。深センA株市場では東華軟件(002065.SZ)が9.92%高。クラウド・プラットフォームなど20億元のシステム構築を受注し、これが材料視された。

 上海B株市場は幅広く売られ、上昇したのは1銘柄のみ。深センB株市場は全体の8割半の銘柄が下落した。(中国部・千原)

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