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利福地産、マンダトリー・オファーがスタート
2017.05.10 10:23
利福地産(02183.HK)は10日、新筆頭株主となった実業家の林栄濱氏による未保有株へのマンダトリー・オファー(義務的公開買付)がスタートしたと発表した。応募締切日は2017年5月31日を予定しており、延長される可能性もある。公開買付はすでに発効している。
マンダトリー・オファーの提示価格は5.18HKドルで、2017年5月5日の終値5.21HKドルを0.58%下回る水準。林氏は利福地産の既存事業の継続と上場維持を約束している。前実質筆頭株主の劉鑾鴻(トーマス・ラウ)主席は直接保有する利福地産の株式のうち、5%分の応募を約束している。
林氏は中国本土での不動産事業などを展開。今回の取引に先立ち、林氏は傘下企業の転換型優先株を東興証券(601198.SS)に割当発行。東興証券は転換型優先株を行使した場合、林氏が所有する利福地産の株式4.1%に転換できるという。
なお、林氏は先ごろ、利福国際(01212.HK)が保有する利福地産の全株式(現在の発行済み株数の59.56%)を1株あたり5.18HKドルで取得している。
(同件につきましては、2017年4月20日付「筆頭株主の交代で公開買付を実施へ」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/05/10)
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