中国株ニュース 詳細
【5月9日の香港市場】
2017.05.09 18:01
主要指数はいずれも大幅に上昇。ハンセン指数は前日比1.26%高の2万4889.03ポイント、H株指数は1.46%高の1万128.99ポイントと、続伸した。レッドチップ指数は実に7営業日ぶりに反発し、1.16%高の3883.56ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約6%増加。概算で710億4700万HKドルと、再び700億HKドル台を回復した。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額をみると、上海経由が15億9700万元、深セン経由が3億9800万元だった。
前日の米国市場はダウ平均やニューヨークWTI原油先物が小幅ながらも上昇。また、国際通貨基金(IMF)が中国の実質GDPについて、今年は6.6%、来年も6.2%の成長を確保する見通しを公表した。こうした材料がリスクオンの流れを強め、本日の香港株市場は買いが先行。主要指数は前場こそA株市場が続落したことで上げ渋ったが、後場で上海総合指数が持ち直すと、これを追い風に順調に上げ幅を広げた。いずれも高値引けし、ハンセン指数は2万5000ポイントの大台回復に迫った。H株指数は3日ぶりに1万ポイント台を回復している。
火力・原子力の各発電会社の合併再編観測が浮上し、電力セクターが動意付いた。華潤電力控股(00836.HK)が5.45%高と急反発し、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。大唐国際発電(00991.HK)が15.62%高、華電国際電力(01071.HK)が7.32%高、華能国際電力(00902.HK)が6.66%高、中国広核電力(01816.HK)が2.62%高など、思惑買いが膨らんだ。米アップル社の時価総額が過去最高を更新するなど、米国株でハイテク関連が好調。この流れが香港株にも波及し、方正控股(00418.HK)が5.66%高、テンセント(00700.HK)が2.45%高、中興通訊(00763.HK)が0.55%高など、IT関連の銘柄が堅調だった。
また、国債利回りの上昇を材料に、本土系保険株が好調。新華人寿保険(01336.HK)が5.39%高、中国人寿保険(02628.HK)が2.60%高、平安保険(02318.HK)が1.74%高だった。
個別では子会社のA株スピンオフ上場を正式申請したソフト大手の金山軟件(03888.HK)が3.80%高。不動産大手の碧桂園控股(02007.HK)は1-4月の好調な販売実績を手がかりに、1.90%高となった。
一方で食品大手の中国旺旺(00151.HK)が1.48%安に沈み、ハンセン指数構成銘柄で唯一値下がりした。上海市政府系の上場企業の一角が調整し、上海先進半導体(03355.HK)が4.76%安、上海電気(02727.HK)が2.24%安、上海医薬(02607.HK)が0.71%安に沈んだ。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門