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【5月2日の中国本土市場】
2017.05.02 17:20
メーデー連休明けの中国本土市場は、主要指数がそろって下落した。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反落し、前営業日比0.34%安の3143.71ポイント。B株指数は続落し、0.54%安の333.28ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日ぶりに小反落し、0.10%安の1万223.96ポイント。B株指数は小幅に4日続落し、0.11%安の1115.52ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約4%減少し、概算で4016億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は、明日が香港の祝日に当たることから停止。再開は日本が祝日の今月4日を予定している。
週末に発表された4月のCFLP製造業PMIは51.2となり、景況判断の節目の50を上回っているが、3月の数値と市場予想に届かず、上海総合指数は低く寄り付いた。前場の中盤で上げに転じる瞬間もあったが、その後はマイナス圏で推移。本日発表された4月の財新中国製造業PMIも、前月の数値や市場予想を下回り、相場の逆風となった。上海市場と深セン市場のいずれも下落銘柄の方がやや多かった。韓国に配備された米軍の迎撃ミサイルシステムが使用可能となったことから、朝鮮半島情勢への警戒感も根強く、商いは低調だった。
上海A株市場では時価総額の大きな主力の銀行株、石油株、保険株が総じて軟調となり、上海総合指数の重荷となった。17年1-3月期決算を発表した銘柄では、大幅減益の上海蘭生(600826.SS)や海信電器(600060.SS)、赤字転落の飛楽音響(600651.SS)がストップ安だった。
こうしたなか北京の副都心「雄安新区」の関連銘柄が大幅高。上海市場では韓建河山【売付のみ】(603616.SS)、天津創業環保'A'(600874.SS)がストップ高だったほか、凌雲工業【売付のみ】(600480.SS)が6.18%高、ラッキーフィルム(600135.SS)が4.74%高、北京キャピタル(600008.SS)が3.72%高、唐山港(601000.SS)が3.69%高、華夏幸福基業(600340.SS)が2.98%高、北京金隅'A'(601992.SS)が2.10%高。深セン市場では中化岩土(002542.SZ)、常山紡織(000158.SZ)がストップ高だったほか、冀東水泥【売付のみ】(000401.SZ)が9.22%高、巨力索具【売付のみ】(002342.SZ)が6.66%高だった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が下落。17年1-3月期決算が大幅減益だった海南航空(900945.SS)が、下落率1位の3.07%安だった。深センB株市場は下落銘柄の方がやや多かった。(中国部・千原)
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