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【4月25日の中国本土市場】
2017.04.25 17:08
主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって小反発し、上海総合指数が前日比0.16％高の3134.56ポイント、B株指数が0.23％高の333.71ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反発し、0.72％高の1万165.21ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、0.57％高の1131.38ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約6％減少し、概算で3869億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は8億元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は7億9200万元だった。
朝鮮半島情勢をめぐる緊張が高まるなか、朝鮮人民軍創設記念日を迎えた。地政学リスクを背景に、上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退だったが、前場の中盤から上げ幅を広げた。これまで過去5回を数えた北朝鮮の核実験がいずれも午前中に実施されていたことから、朝方は緊張感が漂った。しかし、核実験に向けた動きがみられなかったことから、時間が経過するにつれ、投資家心理が改善した。ただ、商いがともなわず、上海総合指数は後場に入ると、上げ幅を縮める展開となり、小幅高で引けた。上海市場の上昇銘柄は全体の5割半。深セン市場は全体の6割近くの銘柄が上昇した。
A株市場では北京の副都心「雄安新区」の関連銘柄が買い戻された。天津創業環保'A'（600874.SS）、嶺南園林（002717.SZ）がストップ高だったほか、北京キャピタル（600008.SS）が4.29％高、北京金隅'A'（601992.SS）が3.71％高だった。
朝鮮半島情勢をめぐる警戒感が続くなか、中国初の国産空母が明日にも進水するという情報を受け、軍需株が大幅高。江蘇亜星錨鏈（601890.SS）、華鋭重工（002204.SZ）がストップ高だったほか、中船防務'A'（600685.SS）が9.39％高、中国船舶（600150.SS）が7.35％高だった。
主力の銀行株や保険株は総じて堅調だったが、二大石油株や証券株は軟調だった。このほかの大型株では17年1－3月期決算が25.24％増益だった茅台酒（600519.SS）が5.10％高だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が上昇した。純粋B株の上昇が目立ち、*ST大化集団大連化工（900951.SS）がストップ高、上海匯麗建材（900939.SS）が2.62％高、上海凌雲実業（900957.SS）が2.31％高、恒天凱馬（900953.SS）が1.71％高となり、上昇率1～4位に並んだ。深センB株市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。（中国部・千原）
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