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【3月31日の中国本土市場】
2017.03.31 17:01
主要指数はそろって上昇。上海市場はいずれも5日ぶりに反発し、上海総合指数が前日比0.38%高の3222.51ポイント、B株指数が0.20%高の337.41ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日ぶりに反発し、0.77%高の1万428.72ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.33%高の1138.72ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約20%減少し、概算で4637億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)が1億5200万元の売り越しに転じた一方、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は2500万元の買い越しだった。
上海総合指数は寄り付きから前場の中盤にかけて、前日終値を挟んで一進一退。本日発表された3月のCFLP製造業PMIが前月実績や市場予想を上回り、約5年ぶりの高水準になったことが伝わり、その後は概ねプラス圏で推移した。CFLPサービス業PMIもここ3年近くで最高となり、追い風となった。また、昨日の不安定要因だった国債現先取引の翌日物利回りも10%以下に低下し、資金繰り懸念が後退したことも、安心感につながったもようだ。
上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割近くに上った。ただ、明日からの清明節連休を前に、商いは縮小。両市場合計の売買代金は3日ぶりに5000億元を下回った。なお、中国本土市場は4月4日まで休みとなり、4月5日に取引を再開する。
上海A株市場では主力の銀行株、二大石油株、保険株が軒並み堅調で、上海総合指数の上昇に寄与した。そのほかでは軍需関連株の上昇が目立った。艤装中の国産空母が近く進水式を迎えるという情報が流れ、これが材料視された。江蘇亜星錨鏈(601890.SS)がストップ高だったほか、北方ナビ(600435.SS)が7.93%高、中船防務'A'(600685.SS)が4.69%高、中国船舶(600150.SS)が3.77%高だった。昨日はストップ高だった大唐国際発電'A'(601991.SS)は続伸し、4.67%高だった。一方、建設株、建材株、港湾株などが利益確定売りに押され、大幅安だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇した。深センB株市場の上昇銘柄が全体の5割あまりだった。(中国部・千原)
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