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【3月28日の中国本土市場】
2017.03.28 17:14
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも続落し、上海総合指数が前日比0.42%安の3252.94ポイント、B株指数が0.17%安の341.49ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.17%安の1万563.28ポイント。B株指数は小反発し、0.10%高の1147.18ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約13%減少し、概算で4659億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億5000万元の買い越しに転じた。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は2億9100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、徐々に下げ幅を拡大。3250ポイント付近では押し目買いも入ったが、様子見ムードが強く、低調な値動きに終始した。上海市場は全体の6割の銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は全体の5割半だった。両市場合計の売買代金は5日ぶりに5000億元を下回った。
上海A株市場では主力の銀行株が軟調となり、相場の重荷となった。中国人民銀行(中央銀行)が3回連続で資金供給の買いオペを中止したことが嫌気された。二大石油株も続落した。昨日は堅調だった港湾株は反落し、大連港'A'(601880.SS)が2.27%安、日照港(600017.SS)が1.86%安、唐山港(601000.SS)が1.74%安、寧波港(601018.SS)が1.42%安だった。こうしたなかチベット関連株の上昇が目立ち、西蔵城市発展(600773.SS)がストップ高だったほか、西蔵天路(600326.SS)が2.09%高。チベット解放58周年を祝う行事が報道され、さらなるインフラ投資への期待などが高まったもようだ。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。深センB株市場は下落した銘柄の方が多かったものの、約2カ月ぶりに売買を再開した東旭光電科技(200413.SZ)がストップ高となった影響で、深センB株指数はわずかに上昇した。企業買収の計画が買い材料となった。(中国部・千原)
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