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【3月21日の香港市場】
2017.03.21 17:53
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は4日続伸し、前日比0.37%高の2万4593.12ポイント。H株指数は続伸し、0.56%高の1万644.15ポイントだった。レッドチップ指数は反発し、0.57%高の4046.99ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約3%減少し、概算で951億8000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が25億6900万元、深セン経由が10億400万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が小幅に3日続落したものの、米国の利上げが緩やかになるとの見方を背景に、本日の香港市場は主要指数が堅調に推移した。メインボードの売買代金はやや減少したものの、900億HKドルを超える水準を維持。うち「港股通」の売買代金が11%を占めるなど、本土マネーの動きも活発だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、急ピッチな米国の利上げへの警戒感が後退したことで、香港地場系の銘柄の上昇が目立った。信和置業(00083.HK)が上昇率1位の2.65%高だったほか、恒基地産(00012.HK)が1.27%高。昨日は軟調だった本土系の不動産株も反発し、華潤置地(01109.HK)が上昇率3位の1.81%高、中国海外発展(00688.HK)が1.22%高。
一方、恒安国際(01044.HK)は16年12月本決算が大方の予想を下回る水準だったことから、下落率1位の6.66%安。また、昨日は特別配当などを手がかりに急伸した神華能源(01088.HK)が反落し、本日は下落率2位の1.25%安。そのほかマカオのカジノ株やディフェンシブな香港系公益株の一角などが軟調だった。
そのほかの銘柄では、巨涛海洋石油服務(03303.HK)が17.50%高。深セン市場の創業板上場企業が筆頭株主となることが材料視された。瀋機集団昆明機床(00300.HK)は大規模な不正会計の可能性が明らかとなり、13.69%安だった。華潤ビール(00291.HK)は16年12月本決算での黒字転換と復配を好感し、5.06%高だった。(中国部・千原)
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