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巨涛海洋石油服務、増資を通じて筆頭株主が交代へ
2017.03.21 15:44
巨涛海洋石油服務（03303.HK）は21日、第三者割当増資を経て実質筆頭株主が交代すると発表した。第三者企業である北京三聚環保新材料股フン有限公司（三聚、300072.SZ）と投資家の盧春トウ氏を対象に、計8億356万2111株（増資後の発行済み株数の50.10％）の新株を割り当てる。1株あたりの割当価格は1.2HKドルで、2017年3月14日の終値2HKドルを40％下回る水準。諸費用を除き約9億6200万HKドルを調達する見込み。調達資金は油ガス田の採掘設備の設計・調達・設置・建造事業などに投じるという。
増資完了後、三聚の持ち株比率は40％となり、新たな筆頭株主となる見通し。盧氏も3位株主として10.10％を保有する。一方、現筆頭株主の王立山・主席の持ち株比率は24.75％に低下する見込み。また、浮動株比率も24.40％に低下して上場規則の下限（25％）を下回ることから、浮動株比率の回復に向けた措置をすみやかにとるという。
なお、三聚には未保有の巨涛海洋石油服務の株式に対してマンダトリー・オファー（義務的公開買付）の実施義務が発生するが、その免除を申請する方針。
今回の情報開示のため、同社株は2017年3月15日に売買停止となったが、2017年3月21日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/03/21)
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