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【3月17日の中国本土市場】

2017.03.17 17:10

 主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反落し、前日比0.96%安の3237.44ポイント。B株指数は反落し、0.27%安の349.18ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反落し、1.02%安の1万515.41ポイント。B株指数は6日ぶりに反落し、0.29%安の1150.01ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約9%増加し、概算で6004億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は10億9600万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も2億4400万元の買い越しだった。

 上海総合指数は寄り付きから前場の中盤にかけて、前日終値を挟んで一進一退。その後は後場の中盤まで小幅安だったが、利益確定売りが広がり、終盤にかけて下げ幅を広げ、本日の安値付近で取引を終了した。下落率は今年最大となった。上海市場は全体の7割半の銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は全体の7割だった。両市場合計の売買代金は昨年12月12日以来の6000億元超えとなった。

 中国人民銀行(中央銀行)による公開市場操作は、今週を通じて1200億元に上る資金を吸収。上海銀行間貸出金利(SHIBOR)は本日も上昇し、翌日物は年利2.6%を超えた。資金のひっ迫感を背景に、上海A株市場では主力の銀行株が売られた。なかでも預金基盤の小さな中堅銀行や地方銀行などの下げが大きく、中国光大銀行'A'(601818.SS)が3.05%安、南京銀行(601009.SS)が1.58%安、招商銀行'A'(600036.SS)が1.31%安だった。二大石油株はそろって反落し、中国石油化工'A'(600028.SS)が1.41%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.24%安。株式市況の悪化を受け、保険株も売られた。また、株価指数先物で誤発注が出たとの見方から、証券株も軟調だった。

 上海B株市場は全体の5割半の銘柄が下落した。内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率1位の2.19%安となり、上海B株指数の重荷となった。石炭価格や鉄鋼価格が大幅に値上がりする環境にはないと、国家発展改革委員会の関係者が発言し、これが嫌気された。深センB株市場の下落銘柄は全体の6割半だった。(中国部・千原)

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