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【3月15日の中国本土市場】
2017.03.15 17:15
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に3日続伸し、前日比0.07％高の3241.75ポイント。B株指数は続落し、0.23％安の346.28ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が小反発し、0.10％高の1万543.00ポイント。B株指数は4日続伸し、0.32％高の1147.46ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約4％減少し、概算で4426億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は本日も売り越しとなり、売越額は2億8600万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は買い越しに転じ、買越額は7億5700万元だった。
上海総合指数は朝方から軟調だったが、前場の終盤で上げに転じた。後場に入ると再びマイナス圏に沈んだが、取引終了間際に戻した。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。深セン市場は全体の5割の銘柄が下落。深セン成分指数は前日終値を挟んで一進一退だったが、小幅高で引けた。
第12期全国人民代表大会（全人代）第5回会議が本日閉幕し、李克強首相の記者会見が開かれた。中国本土の債券市場を対外開放する方針などが明らかとなったものの、そのほかではサプライズがなく、株式相場への影響は限られた。
上海A株市場は主力の銀行株や保険株がまちまち。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が0.72％高と続伸したものの、中国石油天然気'A'（601857.SS）は変わらずだった。そのほかでは足元で固定資産投資が伸びていることを手がかりに、本日もセメント株が堅調。華新セメント'A'【売付のみ】（600801.SS）がストップ高だったほか、福建セメント【売付のみ】（600802.SS）が3.38％高、安徽海螺水泥'A'（600585.SS）が3.11％高、祁連山セメント（600720.SS）が2.78％高だった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が下落した。こうしたなか華新セメント（900933.SS）が2.61％高となり、2日連続で上昇率1位となった。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が同じだったが、大型株に支えられ、深センB株指数は上昇した。（中国部・千原）
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