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【3月14日の中国本土市場】
2017.03.14 17:14
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に続伸し、前日比0.07％高の3239.32ポイント。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.16％安の347.11ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反落し、0.26％安の1万531.72ポイント。B株指数は小幅に3日続伸し、0.13％高の1143.79ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約3％減少し、概算で4600億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は本日も売り越しとなり、売越額は8億3800万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は売り越しに転じ、売越額は4900万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、すぐに上げに転じ、後場の中盤まで小幅高で推移。終盤で再び下げに転じたが、わずかに上昇して取引を終了した。上海A株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落したものの、時価総額の大きな二大石油株などに支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。深セン市場の下落銘柄は全体の6割近くに上った。深セン成分指数は前場にかけて前日終値を挟んで一進一退。後場はマイナス圏で推移し、安値圏で引けた。
第12期全国人民代表大会（全人代）第5回会議は明日閉幕し、李克強首相の記者会見が開かれる予定。これを控え、株式市場は様子見ムードが強かった。本日は国家統計局が1－2月の主要統計を発表。都市部の固定資産投資や工業生産の伸びは市場予想を上回ったものの、消費財小売総額は予想に反して11年ぶりに1ケタ台となった。
上海A株市場では主力の銀行株がまちまち。二大石油株は続伸し、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.36％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.25％高だった。こうしたなか、固定資産投資の伸びが市場予想を上回ったことを好感し、セメント株が堅調。華新セメント'A'【売付のみ】（600801.SS）が4.69％高、安徽海螺水泥'A'（600585.SS）が3.77％高。主力の鉄鋼株も買われ、南京鋼鉄（600282.SS）が2.72％高、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が1.48％高、宝山鋼鉄（600019.SS）が1.02％高だった。一方、消費財小売総額の鈍化を受け、小売株の一角が軟調だった。
上海B株市場は下落した銘柄の方が多かった。こうしなか華新セメント（900933.SS）が上昇率1位の1.59％高だった。深センB株市場は下落銘柄が全体の5割半に上ったものの、大型株に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。無錫小天鵝（200418.SZ）が4.19％高、本鋼板材（200761.SZ）が1.02％高、長安汽車（200625.SZ）が0.86％高だった。（中国部・千原）
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