中国株ニュース 詳細
宏太控股、モンゴル国鉱山会社の「裏口上場」を含む大規模再編を計画
2017.03.14 13:38
宏太控股(01400.HK)は13日、モンゴル国で鉱山開発を手がける鉄砿国際(蒙古)有限公司(鉄砿国際蒙古)の実質的な「裏口上場」を含む大規模な再編計画を発表した。宏太控股は新株を発行し、少なくとも鉄砿国際蒙古の出資持分53%を買収する計画。さらに上場規則に適合するかたちで最大90%の取得を目指し、最終的に完全買収のオプションを行使する可能性もある。買収総額は53%分が63億6000万HKドル、90%分なら108億HKドルに上る見込み。さらに複数の第三者投資家を対象に増資を実施し、最大10億4000万HKドルを調達する計画。調達資金は既存債務の返済に加え、鉄砿国際蒙古の事業拡大などに投じるとしている。
対価株と増資の割当価格はいずれも0.13HKドルで、2017年1月11日の終値0.48HKドルを72.92%下回る水準。鉄砿国際蒙古の出資持分53%を取得した場合、再編後の発行済み株数は再編前の38倍に拡大し、李暁明氏の持ち株比率(共同行為者の分も含む)は83.67%となる見通し。これにより李氏は宏太控股の新たな実質支配者となり、鉄砿国際蒙古の裏口上場が完成する運びとなる。李氏には未保有の宏太控股の株式に対しマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の実施義務が発生するが、その免除を申請するという。
鉄砿国際蒙古はモンゴル国のEruu Gol鉱区を中心に、高質量の鉄鉱石の採掘・加工・販売などを展開。生産した鉱石は鉄道で運ばれ、主に中国華北地方の鉄鋼メーカーなどに販売される。2015年末の純資産は1億1591万3000米ドル、同年の売上高は1億6392万5000米ドル、純利益は3487万3000米ドルだった。
なお、再編計画の発効には香港証券取引所による承認など、複数の前提条件をクリアする必要がある。再編後も宏太控股の主力事業である繊維事業は当面継続される見通し。
今回の情報開示のため、同社株は2017年1月12日に売買停止となったが、2017年3月14日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/03/13)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門