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山東羅欣薬業、非公開化を目的とした公開買付を実施へ
2017.03.14 10:37
山東羅欣薬業（08058.HK）は13日、同社H株の非公開化（上場廃止）を目的に実質筆頭株主の劉保起・主席ファミリーなどがボランタリー・オファー（公開買付）を提案したと発表した。1株あたりの提示価格は17.00HKドルを予定し、2017年3月6日の終値12.90HKドルを31.78％上回る水準。同社は競争力強化に向けた関連支出の拡大により、短期的には収益率の悪化が避けられない見通し。この中で経営戦略の推進と株主利益とのバランスなどを考慮し、上場廃止による経営判断の迅速化が必要と判断。さらに時価を上回る価格で現金化の機会を株主に提供するため、公開買付を実施すると説明している。
非公開化計画の発効には、株主総会で独立株主の75％以上から承認を受けるなど、複数の条件をクリアすることが必要。現時点で劉主席ファミリーを含む62.28％の株主が公開買付への応募を確約している。予定スケジュールはあらためて開示するという。
なお、今回の公開買付では、買付者に強制買取権が付与されないため、応募しないまま非公開化が決まった場合、非上場株を保有することになるため、その点について注意を喚起している。
今回の情報開示のため、同社株は2017年3月7日に売買停止となったが、2017年3月14日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/03/13)
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