内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

中航国際控股、子会社の天馬微電子が大規模再編を計画

2017.03.13 11:14

 中航国際控股(00161.HK)は10日、子会社の天馬微電子(000050.SZ)が最終支配者である中国航空工業集団公司(中航工業)の傘下企業から資産買収を実施すると発表した。天馬微電子はフラットパネルディスプレイ(FPD)事業を担当する廈門天馬微電子有限公司(廈門天馬)の全出資持分、有機EL(OLED)事業を担当する上海天馬有機発光顕示有限公司(天馬有機)の未保有分の出資持分60%を取得する。総買収額は112億5271万6353元に上り、天馬微電子は1株あたり17.23元で対価株を割り当てるかたちで支払う。

 また、天馬微電子は複数の投資家を対象に増資を実施し、最大で19億2953万7474元の調達を目指す。調達資金は廈門天馬による多結晶低温ポリシリコン(LTPS)やカラーフィルタ(CF)生産ラインの建設などに投じる。一連の再編を通じ、天馬微電子は先端技術分野であるLTPSやOLED事業に参入し、技術・製品力の強化や収益拡大を図ると説明している。廈門天馬は2016年9月末時点の純資産が93億8021万9000元、2016年1-9月期の税引き後利益が3億5352万9000元。一方の天馬有機は純資産が9億6573万6000元、1-9月の税引き後損失が1055万6000元だった。

 再編を通じて天馬微電子は最大で7億6507万5672株(再編後の発行済み株数の35.32%)の新株を発行する予定。再編後、中航国際控股の天馬微電子への持ち株比率は13.46%に低下するものの、ほかの主要株主と共同行為者の契約を結び、また、天馬微電子に過半数の董事(取締役)を派遣していることから、実質的な持ち株比率は31.00%を確保し、引き続き連結対象に置くとしている。

 なお、天馬微電子の株式は2016年9月12日から売買を停止中。深セン証券取引所が同計画を審査するため、売買停止を継続するという。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/03/10)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。