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【3月7日の香港市場】
2017.03.07 17:52
主要指数はそろって続伸。ハンセン指数は前日比0.35％高の2万3681.07ポイント、H株指数は0.57％高の1万229.68ポイント、レッドチップ指数は0.48％高の3880.62ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約1％増加し、概算で626億6900万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が12億1100万元、深セン経由が3億6000万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が小反落。北朝鮮のミサイル発射を受けて売りが先行したほか、金融株への利益確定売りが重荷となった。本日の香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付き、その後は概ね小幅高で推移。第12期全国人民代表大会（全人代）第5回会議が開催中であり、様子見ムードから上海総合指数が一進一退だったことに加え、米国のトランプ大統領が移民や難民の入国を制限する新たな大統領令に署名したこともあり、香港市場でも手控え感が強かった。メインボードの売買代金は2日続けて600億HKドル台にとどまった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が堅調。華潤置地（01109.HK）が2.68％高、中国海外発展（00688.HK）が1.92％高となり、上昇率2～3位に並んだ。房産税（不動産税）の制定が今年のスケジュールに入っていないことを全人代のスポークスマンが明かし、これが材料視された。昨日の上昇率1位だった国泰航空（00293.HK）は続伸し、本日は同5位の1.35％高。中国人寿保険（02628.HK）は本土マネーの物色対象になると予想するアナリストの推奨を受け、1.28％高だった。
このほかでは主力の消費関連株が堅調。中国旺旺（00151.HK）が上昇率1位の2.80％高だったほか、百麗国際（01880.HK）が1.14％高、恒安国際（01044.HK）が1.07％高だった。一方、幅広い銘柄が買われるなか、香港中華煤気（00003.HK）が0.79％安、中電控股（00002.HK）が0.62％安など、香港系公益株が総じて軟調だった。（中国部・千原）
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