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【3月6日の香港市場】

2017.03.06 18:11

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は3日ぶりに小反発し、前営業日比0.18%高の2万3596.28ポイント。H株指数は8日ぶりの反発となり、0.26%高の1万171.10ポイント。レッドチップ指数も反発し、0.26%高の3862.02ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約18%減少し、概算で622億9000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が4億1400万元、深セン経由が4億5000万元だった。

 先週末のニューヨーク市場は、ダウ平均が小反発。3月の利上げを予想する見方が増え、金融株が買われた。本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付き、その後は小動きに終始。第12期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が5日に始まり、李克強首相は今年の経済成長目標を引き下げ、6.5%前後としたが、大方の予想通りだったことから、材料視されなかった。全人代が開催中であるうえ、米トランプ政権をめぐる投資家の不安感もあり、手控えムードが強かった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、16年12月本決算の発表を来週に控えた国泰航空(00293.HK)が上昇率1位の4.05%高。年内と予想されるiPhone8の発売にともなう貨物輸送の増加が業績にポジティブな影響を与えると、アナリストが予想。投資判断を引き上げられ、これが買い材料となった。

 一方、李克強首相が全人代の政府活動報告で、携帯電話の国内長距離料金とローミング料金を廃止すると発表。この政策に従う方針を他社に先駆けて発表した中国移動(00941.HK)が後場で下げ、0.35%安で取引を終了した。政策が業績に与える影響が懸念された。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)はこの政策を嫌気し、朝方から軟調だったが、取引終了間際に上げに転じ、前日比変わらずで終了した。通信大手3社のうち、この政策のマイナス影響が最も小さいのは中国聯合網絡通信(香港)と指摘するレポートが発表され、買い戻されたもようだ。本日からハンセン指数採用銘柄となった吉利汽車(00175.HK)は0.56%安だった。(中国部・千原)

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