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【3月3日の中国本土市場】
2017.03.03 17:18
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも続落し、上海総合指数が前日比0.36%安の3218.31ポイント、B株指数が0.25%安の346.86ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.28%高の1万397.04ポイント。B株指数は小幅に4日続伸し、0.07%高の1151.80ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約8%減少し、概算で4496億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は昨日に続いて売り越しとなり、売越額は2億9400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は5億3800万元の買い越しだった。
中国人民政治協商会議の第12期全国委員会第5回会議(全国政協)の初日を迎え、5日には第12期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が開幕。政治のシーズンに入り、中国本土市場は様子見ムードが強かった。上海市場は低く寄り付き、マイナス圏での小動きに終始。上海市場は全体の5割の銘柄が下落した。一方、深セン成分指数は低く寄り付いたものの、前場の中盤で上げに転じ、その後は前日終値付近で小動きとなった。深セン市場は全体の5割半の銘柄が上昇した。
上海A株市場は主力の銀行株が全体的に軟調。二大石油株はそろって下落。保険株はまちまちだった。個別の材料があった銘柄では、大規模再編が当局に承認され、数日ぶりに売買を再開した上海華キン【売付のみ】(600621.SS)が4.77%高。増配の期末配当案を発表した海信電器(600060.SS)は2.72%高。5.29%減益の16年12月本決算を発表した浦東路橋建設(600284.SS)は1.10%安だった。
深センA株市場では中国国際コンテナ'A'(000039.SZ)が0.11%高。工場移転にともなう補償金受領やコンテナ事業の好転期待を背景に、アナリストが業績予想を引き上げたことを好感した。
上海B株市場は下落銘柄の方がやや多かった。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.37%安で、2日連続で下落率3位となり、上海B株指数の重荷となった。深センB株市場も下落銘柄の方が多かったが、時価総額の大きな自動車株などに支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。江鈴自動車(200550.SZ)が上昇率2位の1.77%高だったほか、長安汽車(200625.SZ)が0.72%高。自動車在庫の増加を受け、農村地域での購入補助金政策を復活するよう流通協会が政府に提案したと報じられ、これが材料視されたもようだ。(中国部・千原)
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