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【3月1日の中国本土市場】
2017.03.01 17:20
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.16%高の3246.93ポイント、B株指数が0.59%高の350.07ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.26%高の1万418.62ポイント、B株指数が0.19%高の1149.95ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約18%増加し、概算で4964億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は5億5900万元の買い越しに転じた。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は7億400万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたが、すぐに上げに転じると、その後は上げ幅を拡大。前場の終盤で本日の高値を付けた。本日発表された2月の製造業PMIがCFLPと財新のいずれも前月に比べ上昇し、市場予想を上回ったことを好感した。後場は一変して上げ幅を縮める展開となり、小幅安で引けた。1月中旬から上海総合指数が堅調に推移していたことから、高値警戒感が強まっているもようだ。上海市場は全体の5割の銘柄が上昇。深セン市場は上昇銘柄の方がやや多かった。
上海A株市場は主力の銀行株、保険株、証券株がまちまち。二大石油株は続伸し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.24%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.17%高だった。そのほかではセメント株が堅調。米国のトランプ大統領が1兆米ドルのインフラ投資を行うと語ったことで、セメント需要が高まるとの期待感が広がったもようだ。福建セメント【売付のみ】(600802.SS)が4.47%高、華新セメント'A'【売付のみ】(600801.SS)が2.91%高、祁連山セメント(600720.SS)が2.17%高だった。
深センA株市場では順豊控股(002352.SZ)が4.79%高。後場の中盤までストップ高となり、時価総額が3000億元を突破したことが報じられた後、上げ幅を縮めた。順豊控股の株価が連日のストップ高となっていたことで、同社の筆頭株主である王衛・董事長が保有資産の評価額でテンセント(00700.HK)の馬化騰・主席を抜いたと紹介され、過熱感が意識されたもようだ。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。純粋B株が上昇率の上位に並び、恒天凱馬(900953.SS)が上昇率1位の5.07%高、大化集団大連化工(900951.SS)が同2位の4.63%高だった。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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