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【2月28日の中国本土市場】
2017.02.28 17:01
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.40％高の3241.73ポイント。B株指数は4日ぶりに反発し、0.52％高の348.01ポイントだった。深セン市場はそろって小反発し、深セン成分指数が0.36％高の1万391.34ポイント、B株指数が0.23％高の1147.73ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約10％減少し、概算で4192億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5400万元の売り越し、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は3億3900万元の買い越しだった。
明日の製造業PMIの発表や米国のトランプ大統領による上下両院合同本会議での初演説を控え、本日の上海市場は様子見ムードが強かった。前場の上海総合指数は寄り付きと中盤で下げに転じる場面もあったが、その他はプラス圏で推移。後場は中盤まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけて買いが優勢となり、本日の高値付近で引けた。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄も全体の6割近くに上った。
上海A株市場は主力の銀行株、保険株、証券株がまちまち。二大石油株は反発し、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.34％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.24％高だった。中国船舶動力（600482.SS）は16.23％増益の16年12月本決算を発表したが、増益率が16年1－9月期決算に比べ縮小したことを嫌気し、4.21％安だった。重慶デパート（600729.SS）は3.32％高。16年12月本決算が2ケタ増益だったうえ、増配となったことを好感した。
深センA株市場では奥特佳新能源（002239.SZ）が4.19％高。実質筆頭株主が株式分割（無償交付）などを提案したことが材料視された。順豊控股（002352.SZ）は現金配当の提案を好感し、ストップ高だった。申通快逓（002468.SZ）もストップ高。16年12月本決算の速報を明らかにし、大幅増益だったことから買いが入った。一方、「*ST」特別処理が適用される見込みの山東墨龍石油機械'A'（002490.SZ）は7.14％安だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が上昇した。深センB株市場は上昇銘柄の方がやや多かった。（中国部・千原）
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