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【2月24日の中国本土市場】
2017.02.24 17:06
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.06%高の3253.43ポイントと反発したものの、B株指数は0.32%安の347.93ポイントと続落。深セン市場は深セン成分指数が0.10%高の1万443.72ポイント、B株指数が0.30%高の1149.67ポイントと、わずかに反発した。両市場の売買代金は概算で前日比8%減の4765億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億6300万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)も5億7100万元の買い越しだった。
週末の本土市場は上海が約5割、深センで約6割の銘柄が上昇。それでも、高値警戒感が強く、利益確定の動きが目立った。上海総合指数はマイナス圏での小動きが続いたものの、取引終了間際に上げに転じた。来週は中国製造業PMIの発表や全国人民代表大会(全人代)の開幕、トランプ米大統領による施政方針演説など重要イベントを控えるだけに、様子見ムードやリスク回避の売りなどもみられた。一方で企業業績の改善期待も続き、地合いの底堅さも目立った
政府主導の大規模なプロジェクトが今晩にも発表されるとの観測が伝わり、空運関連株が動意付いた。中国東方航空'A'(600115.SS)が5.87%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が3.52%高、中国国際航空'A'(601111.SS)が3.19%高と、三大航空株が上昇。上海エアポート(600009.SS)が1.74%高、広州白雲エアポート(600004.SS)が0.52%高と、国内のハブ空港株も値上がりした。4G(第四世代移動通信技術)市場の拡大と将来的な5G(第五世代)投資への期待感を背景に、通信・通信設備セクターが堅調。中国聯合網絡通信(600050.SS)が8.09%高、海能達通信(002583.SZ)が5.40%高、烽火通信(600498.SS)が2.81%高だった。また、急速な拡大を続ける宅配便市場を材料に、宅配大手が上昇。大手の一角を占める順豊控股による「裏口上場」の完了で明日から銘柄名が変更になる鼎泰稀土(002352.SZ)はストップ高で引けた。
一方、商品先物市場で各種金属の取引価格が大幅に下落。これを受けて鉄鋼・非鉄株が調整し、洛陽欒川'A'(603993.SS)が4.54%安、雲南馳宏(600497.SS)が3.94%安、南京鋼鉄(600282.SS)が1.75%安、馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が1.11%安。石油、建材も含め、資源・素材セクターが全般的にさえない。また、金融セクターも概ね振るわず、交通銀行'A'(601328.SS)が1.41%安、中原証券'A'(601375.SS)が1.32%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が0.98%安。
なお、B株市場は上海で約半分が値下がりした一方、深センは7割の銘柄が上昇し、明暗が分かれた。(中国部・畦田)
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