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【2月21日の香港市場】
2017.02.21 18:19
主要指数はそろって反落。ハンセン指数は前日比0.75%安の2万3963.63ポイント、H株指数は0.35%安の1万408.56ポイント、レッドチップ指数は0.60%安の3873.14ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約12%増加し、概算で877億400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が10億3300万元、深セン経由が4億6200万元だった。
ニューヨーク市場はプレジデントデーの祝日にともない休場。本日の香港市場は、先に始まった東京市場が堅調だったことなどを手がかりに、主要指数は小高く寄り付いた。前場はハンセン指数やH株指数が本土系の保険株などに支えられて堅調だった一方、レッドチップ指数が軟調だった。前場の取引終了後に時価総額の大きなHSBC(00005.HK)が89.67%減益の16年12月本決算を発表すると、これが引き金となり、地合いが大きく悪化。ハンセン指数とH株指数は後場で下げに転じ、レッドチップ指数も下げ幅を広げた。
ハンセン指数の構成銘柄では、16年12月本決算が市場予想を下回ったHSBCが下落率1位の5.00%安。香港を代表する大型株の一つであることから、ハンセン指数の重荷となったうえ、地合いの悪化要因となった。HSBCの決算を受け、本土系の銀行株が下げ幅を拡大。中国銀行(03988.HK)が下落率3位の1.49%安、中国建設銀行(00939.HK)が0.78%安、中国工商銀行(01398.HK)が0.78%安となった。カジノ株も売られ、銀河娯楽(00027.HK)が下落率2位の2.18%安だったほか、サンズチャイナ(01928.HK)が1.09%安。ハイテク関連の銘柄も下げ幅が大きく、テンセント(00700.HK)が下落率4位の1.40%安、聯想集団(00992.HK)が同6位の1.26%安だった。
一方、百麗国際(01880.HK)が上昇率1位の8.62%高。2018年2月本決算までの業績回復予想を背景に、アナリストが投資判断と目標株価を引き上げたことを好感した。新鴻基地産(00016.HK)が上昇率2位の2.94%高など、主な香港系の幅広い銘柄が堅調。本土系では二大石油株が買われ、中国石油天然気(00857.HK)が0.49%高、中国石油化工(00386.HK)が0.48%高。年金資金への期待を背景に本土系の保険株も堅調で、中国人寿保険(02628.HK)が0.82%高だった。(中国部・千原)
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