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【2月20日の中国本土市場】
2017.02.20 17:50
主要指数はそろって反発。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.18％高の3239.96ポイント、B株指数が1.05％高の347.61ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.28％高の1万328.99ポイント、B株指数が0.92％高の1133.90ポイントだった。両市場の売買代金は先週末とほぼ変わらず、概算で4988億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は13億1300万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）も6億8100万元の買い越しだった。
週明けの本土市場は6割半の銘柄が上昇。上海総合指数は前場で上げ幅を広げると、取引終了にかけて上げ足を加速。本日の高値圏で引けた。証券当局が上場企業の増資に関する新たな規定を発表。新株の上限を発行前の株数全体の2割に抑えるなど市場の流動性に配慮した内容となっており、需給改善の期待感が幅広い銘柄への買いにつながった。
河南自由貿易区を含む第3弾の自由貿易区が2月末にも発足する見通しとなり、海運関連の銘柄が上昇。中遠海運特種運輸（600428.SS）がストップ高、江蘇亜星錨鏈（601890.SS）が5.85％高、中遠海運控股'A'（601919.SS）が4.79％高、海峡航運（002320.SZ）が2.49％高。製品の販売価格の上昇を織り込み、食品セクターが好調。特に白酒大手が買われ、宜賓五糧液（000858.SZ）が6.29％高、杏花村汾酒（600809.SS）が5.55％高、酒鬼酒（000799.SZ）が3.50％高で引けた。
また、製紙大手の山東晨鳴紙業'A'（000488.SZ）が大幅増益の本決算を手がかりに、4.57％高。同業他社にも好業績期待の買いが入り、太陽紙業（002078.SZ）が4.49％高、山鷹ペーパー（600567.SS）が1.11％高だった。このほか、地方での固定資産投資の拡大傾向とサプライサイド改革の効果を織り込み、建設・建材セクターも上昇。北京金隅'A'（601992.SS）が6.20％高、新疆城建【売付のみ】（600545.SS）が3.34％高、中鉄二局（600528.SS）が2.93％高だった。
一方で西部黄金（601069.SS）が0.83％安、赤峰黄金（600988.SS）が0.65％安など、金鉱株の一角が低迷した。
なお、B株市場もA株に連れ高となった。特に上海B株が買われ、7割弱の銘柄が上昇。アリババ・グループとの事業提携を発表した上海百聯集団（900923.SS）が急騰し、ストップ高となった。（中国部・畦田）
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