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【2月17日の中国本土市場】

2017.02.17 17:06

 主要指数はそろって下落。上海市場は上海総合指数が反落し、前日比0.85%安の3202.07ポイント。B株指数は10日ぶりに小反落し、0.29%安の343.96ポイント。深セン市場はいずれも反落し、深セン成分指数が0.54%安の1万197.91ポイント、B株指数が0.06%安の1123.51ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約11%増加し、概算で4993億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は2億3700万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も10億8100万元の買い越しだった。

 上海総合指数は高値警戒感が燻るなか、朝方にかけて前日終値を挟んで小動きとなり、前場の中盤で本日の高値を付けた後、すぐに下げに転じた。その後は一本調子で下げ幅を拡大。後場の終盤で3200ポイントを割り込んだが、終値での大台割れは回避した。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割の銘柄が下落した。

 A株市場では主力の銀行株や二大石油株が軟調。保険株や証券株はまちまちだった。そのほかでは軍需株の上昇が目立ち、雷科防務(002413.SZ)が7.17%高、中船防務'A'(600685.SS)が3.99%高、中兵紅箭(000519.SZ)が3.43%高、凌雲工業【売付のみ】(600480.SS)が3.06%高だった。軍需産業と民間産業の融合についての第13次5カ年計画(2016~2020年)が発表されることへの期待感が背景にあるもようだ。16年12月本決算の速報を発表した銘柄では、大幅増益が見込まれる偉星新型建材(002372.SZ)が6.35%高だった。

 上海B株市場の下落銘柄は全体の9割あまりに達した。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.55%高となり、上海B株指数の下げ幅縮小に貢献した。大化集団大連化工(900951.SS)は*ST特別処理が適用される見通しが本日も嫌気され、下落率1位の5.25%安だった。深センB株市場は全体の6割近くの銘柄が下落した。(中国部・千原)

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