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中国旭光高新材料、大規模再編の詳細
2017.02.17 10:34
中国旭光高新材料(00067.HK)は16日、同社株の売買再開プランに基づく大規模な再編計画を発表した。同社株10株を1株(額面0.0001米ドル)とする株式併合を実施後、株式1株につき新株1株を割り当てる株主割当増資(オープン・オファー)を行う予定。日本人を含む海外株主は規制があるため増資に応じることはできない。
これら資本再編の完了後、債権者との合意に基づき既存事業を管財人に切り離し、第三者割当増資を通じて資本を増強する予定。二つの増資を通じて約1億3450万HKドルを調達する。その上で約9億8000万米ドルの上る債務について、資産売却や増資による調達資金などで返済に努める。
最後にシンガポールやマレーシアでコンクリート壁を生産・販売しているJOE Green社による、実質的な裏口上場を行う予定。中国旭光高新材料は総額7億1730万HKドルでJOE Green社の事業資産を取得し、対価株を割り当てる。一連の再編後、JOE Green社の筆頭株主は新たに傘下に置いた中国旭光高新材料を通じてコンクリート壁の生産・販売事業を展開していく。同計画は「リバース・テイクオーバー」(時価総額の小さな企業が大きな企業を買収すること。裏口上場の手段の一つでもある)に該当することから、上場規則に基づき香港証取に新規上場の申請をする必要がある。
JOE Green社はシンガポールやマレーシアでコンクリート壁などを生産・販売。香港ドル換算の2015年12月末の純資産は1億41万1000HKドル、同年の売上高は1億3651万5000HKドル、税引き後利益は4744万1000HKドルだった。
なお、株主割当増資、第三者割当増資、対価株の発行価格はいずれも0.08HKドルを予定し、売買停止前(2014年3月25日)の終値12.5HKドル(株式併合による調整済み)を99.36%下回る。再編を通じ、発行済み株数は現在の約2倍に拡大する見通し。JOE Green社の現筆頭株主による中国旭光高新材料への持ち株比率は80.00%に達する見込み。予定スケジュールは決まりしだい開示するという。
同社株は2014年3月25日11時56分(日本時間)から売買停止となっている。
(同件につきましては、2016年11月8日付「売買再開に向けて再編を計画」、2016年4月11日付「「上場廃止手続き」の第3段階に」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/02/16)
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