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山東墨龍石油機械、業績見通しの下方修正などで説明
2017.02.16 11:49
山東墨龍石油機械（00568.HK）は16日、2016年12月本決算の業績予想の下方修正や、実質筆頭株主の張恩栄・董事長や張雲三・総経理を対象とする中国証券監督管理委員会（CSRC）の調査開始などを受け、説明公告を発表した。
黒字転換としていた従来の業績予想を赤字拡大に突然修正した件をめぐっては、その主因とする減損引当金の概要を説明。売掛金、在庫、固定資産、のれんに対し、新たに約2億329万元の減損損失を計上する。また、同年の売上高は前年比5.18％減の15億3036万6200元、製品の平均販売価格は27.54％減の2811元（1トンあたり）に落ち込んだ見通し。これら企業側の財務データに対し、担当する信永中和会計士事務所は監査手続きの最中にあり、現段階では会計規則に違反したかを判断することは難しいという。
一方で張董事長と張総経理が2017年1月13日までに保有株の一部を売却していた件については、同社の資金繰りを支える目的だったと説明。故意の法令違反を否定したものの、売却株数が規則の上限を超えるなどコンプライアンスの認識に問題があったとして、投資家に陳謝している。
（同件につきましては、2017年2月9日付「董事長などをCSRCが調査」、2017年2月3日付「16年12月本決算の業績見通しを下方修正」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/02/16)
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