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【2月15日の中国本土市場】
2017.02.15 17:11
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が6日ぶりに小反落し、前日比0.15%安の3212.98ポイント。B株指数は小幅に8日続伸し、0.03%高の344.74ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.85%安の1万177.25ポイント。B株指数は8日ぶりに小反落し、0.005%安の1118.99ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約21%増加し、概算で5198億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は19億2100万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も5億2500万元の買い越しだった。
上海総合指数は方向感を欠く展開。昨日まで5日続伸したことから高値警戒感が強かった。上値が重く、前場は前日終値を挟んで一進一退。後場の序盤で本日の高値を付けると、一気に下げに転じ、3200ポイント割れが意識された。取引終了間際にやや戻し、小幅安で取引を終了した。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は全体の7割あまりに上った。両市場合計の売買代金は約1カ月ぶりに5000億元を上回った。
上海A株市場では主力の銀行株、石油株、保険株が軒並み反発。そのほかでは、上海政府系の銘柄が大幅高となり、上海錦江国際実業投資'A'(600650.SS)や上海ポート(600018.SS)がストップ高だったほか、上海申達(600626.SS)が6.23%高、上海梅林(600073.SS)が5.98%高、上海陸家嘴金融貿易区開発'A'(600663.SS)が4.89%高だった。上海市政府が国有資産・国有企業をめぐる会議を明日開催するという報道が流れ、これが材料視された。民間資本を誘致する混合所有制改革や従業員持株制度の試験導入について話し合われる見込みという。
内陸地域での原子力発電が国の重要議題として浮上したと伝わり、電力株も堅調。大唐国際発電'A'(601991.SS)がストップ高だったほか、蒙電華能熱電(600863.SS)が4.37%高だった。一方、石炭の生産制限が3月中旬以降にも再開するという情報が流れ、石炭株が軟調。恒源煤電【売付のみ】(600971.SS)が3.43%安、陝西黑猫焦化(601015.SS)が3.40%安、大同煤業(601001.SS)が3.02%安だった。深センA株市場では錦竜発展(000712.SZ)が7.89%安。元経営トップが汚職で起訴され、これが嫌気された。
上海B株市場は全体の5割の銘柄が上昇した。上海市政府系の銘柄が買われ、上海錦江国際実業投資(900914.SS)が上昇率1位の3.29%高、上海物資貿易(900927.SS)が同2位の2.44%高、上海百聯集団(900923.SS)が同3位の1.05%高など、上昇率の上位に並んだ。一方、時価総額の大きな石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率1位の1.76%安となり、上海B株指数の重荷となった。深センB株市場の下落銘柄は全体の5割半だった。(中国部・千原)
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