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【2月14日の中国本土市場】
2017.02.14 17:09
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に5日続伸し、前日比0.03%高の3217.92ポイント。B株指数は7日続伸し、0.06%高の344.62ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日ぶりに小反落し、0.05%安の1万264.91ポイント。B株指数は小幅に7日続伸し、0.02%高の1119.05ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約11%減少し、概算で4312億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は8億9700万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も5億6300万元の買い越しだった。
上海総合指数は昨日2カ月ぶりに3200ポイントを回復した反動から、本日は売りが先行した。小幅安で寄り付き、3200ポイントを下値支持線に、前場はマイナス圏での小動きに終始。後場の中盤に入ると上げに転じ、前日終値を挟んで一進一退となり、かろうじて前日比プラスで取引を終了した。上海市場は下落した銘柄の方が多かったが、素材関連や建設関連の銘柄に支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。深セン市場は全体の5割半の銘柄が下落した。
上海A株市場では主力の銀行株、石油株、保険株が利益確定売りに押された。こうしたなか新疆ウイグル自治区の関連銘柄が堅調。「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想を背景に、同地域でのインフラ建設が進むとの見方から、新疆衆和(600888.SS)が6.26%高、青松建材化工【売付のみ】(600425.SS)が5.68%高、新疆城建【売付のみ】(600545.SS)が4.84%高。周辺地域の銘柄も買われ、寧夏建材【売付のみ】(600449.SS)が7.51%高、祁連山セメント(600720.SS)が5.15%高だった。深センA株市場でも同じセクターが買われ、天山水泥【売付のみ】(000877.SZ)がストップ高だった。
インフラ建設にともなう需要増大への期待から、建設株や鉄鋼株も堅調。上海A株市場では馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が4.49%高、中国交通建設'A'(601800.SS)が3.42%高、中国鉄建'A'(601186.SS)が3.22%高。深センA株市場では中建西部建設(002302.SZ)が5.06%高、本鋼板材'A'(000761.SZ)が4.64%高。このほか非鉄金属株やセメント株なども買われた。
上海B株市場も下落した銘柄の方が多かったが、大型株の一角に支えられ、上海B株指数はわずかに上昇した。上海中毅達(900906.SS)は貴州省での産業パーク建設計画を落札したことを材料に、上昇率2位の1.51%高だった。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗した。本鋼板材(200761.SZ)が上昇率2位の1.75%高となり、深センB株指数の上昇に寄与した。(中国部・千原)
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