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【2月13日の中国本土市場】
2017.02.13 17:21
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が4日続伸し、前営業日比0.63%高の3216.83ポイント。B株指数は6日続伸し、0.76%高の344.41ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日続伸し、0.82%高の1万270.82ポイント。B株指数は6日続伸し、0.60%高の1118.75ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約3%減少し、概算で4846億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は13億200万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も5億800万元の買い越しだった。
上海総合指数は小高く寄り付き、朝方で3200ポイントを超え、その後も上げ幅を拡大した。後場に入ると戻り売りに押されたが、終盤で再び買いが入り、約2カ月ぶりに終値で3200ポイントを回復した。上海市場は全体の7割の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割半ほどだった。
米国のトランプ大統領が習近平・国家主席と電話会談し、「一つの中国」を尊重すると伝えたことで、米中関係をめぐる不透明感が後退。また、中国人民銀行(中央銀行)が買いオペによる資金供給を再開したことで、過度な引き締めへの警戒感も和らいだ。
上海A株市場では主力の銀行株が堅調。四大国有銀行では中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.87%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.83%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.65%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.62%高だった。保険株や証券株も軒並み高となった。一方、石油株はやや軟調で、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.35%安、中国石油化工'A'(600028.SS)は変わらずだった。
深センA株市場では中工工程(002051.SZ)が3.02%高。16年12月本決算の速報を明らかにし、純利益が前年比で20%ほど増加する見込みであることが材料視された。このところ「深股通」を通じて海外投資家が物色している銘柄が堅調。うち酒造株では洋河酒廠(002304.SZ)が7.40%高、宜賓五糧液(000858.SZ)が1.98%高。家電株では格力電器(000651.SZ)が4.35%高、美的集団(000333.SZ)が2.62%高。また、H株に比べA株が割安なイ柴動力'A'(000338.SZ)が1.10%高だった。
上海B株市場の上昇銘柄が全体の8割半に達した。深センB株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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