中国株ニュース 詳細
【2月10日の香港市場】
2017.02.10 18:13
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は3日続伸し、前日比0.21％高の2万3574.98ポイント。H株指数は5日続伸し、0.49％高の1万125.21ポイント。レッドチップ指数は6日続伸し、0.25％高の3920.18ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約11％減少し、概算で856億1200万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が25億6300万元、深セン経由が5億400万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発し、過去最高値を更新。トランプ大統領が近く税に関する計画を発表すると発言し、減税への期待が高まった。ナスダック総合株価指数も過去最高値を更新した。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。ハンセン指数とH株指数はその後も安定的に推移したが、後場の終盤で上げ幅をやや縮めた。レッドチップ指数は昨日まで堅調だった不動産株が反落し、徐々に上げ幅を縮小する展開だった。売買代金は前日に比べ1割ほど減少したが、高水準を維持している。
ハンセン指数の構成銘柄では、招商局港口（00144.HK）が続伸し、上昇率2位の2.79％高。本日発表の1月の中国の貿易統計が市場予想を上回ったことを受け、アナリストが株価の上昇を予想したことを好感した。中国石油天然気（00857.HK）はアナリストが割安感を指摘したことが材料視され、上昇率4位の2.00％高。米国の減税期待を背景にHSBC（00005.HK）が反発し、1.28％高だった。1月の貿易統計で鉄鉱石や石炭の輸入量が増加し、輸入価格も上昇していることが判明。需要の回復が確認されたことで、石炭大手の神華能源（01088.HK）が上昇率3位の2.66％高、豪州で鉄鉱石事業を展開する中国中信（00267.HK）が1.55％高だった。
一方、昨日まで続伸していた本土系の不動産株が反落。中国海外発展（00688.HK）が1.42％安、華潤置地（01109.HK）が1.37％安となり、下落率3～4位だった。百麗国際（01880.HK）はハンセン指数の構成銘柄から除外されるとの憶測を背景に、下落率1位の3.18％安だった。
そのほかの銘柄では、富智康集団（02038.HK）が8.33％高。16年12月本決算が大幅減益となる見通しを発表したものの、大方の予想ほど悪くはなかったことから、アナリストが投資判断と目標株価を引き上げ、これが買い材料となった。首長宝佳（00103.HK）は16年12月本決算で黒字転換する見通しを材料に5.45％高。中国光大国際（00257.HK）は1.96％高。業績予想や環境関連事業のスピンオフ計画を手がかりに、アナリストが買い推奨を継続したことを好感した。
建聯集団（00385.HK）は機械設備関連事業のスピンオフ上場を検討していると発表し、4.42％高。一方、霊宝黄金（03330.HK）は水質汚染問題で工場が操業停止となり、これにともなう影響が懸念され、4.10％安だった。（中国部・千原）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
