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【2月7日の香港市場】
2017.02.07 18:05
主要指数はまちまち。ハンセン指数は小反落し、前日比0.07％安の2万3331.57ポイント。H株指数は小幅に続伸し、0.05％高の9846.06ポイント。レッドチップ指数は3日続伸し、0.37％高の3809.91ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約1％減少し、概算で687億2500万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が21億4100万元、深セン経由が3億9400万元だった。
ニューヨーク市場は方向感を欠く展開となり、ダウ平均が小反落。こうした流れを引き継ぐかたちで、ハンセン指数は小安く寄り付き、前日終値付近での小動きに終始。わずかにマイナス圏に沈んで取引を終了した。指数構成銘柄は上昇したものが多かったが、時価総額の大きな香港系金融株や本土系石油株などが重荷となった。H株指数も前日終値付近で小動きとなったが、保険株に支えられ、わずかに上昇。レッドチップ指数は始値こそ小安かったが、朝方で上げに転じ、その後は堅調に推移した。
ハンセン指数の構成銘柄では、瑞声科技（02018.HK）が上昇率1位の3.45％高。RFID部品が今年の成長原動力になるとアナリストが指摘し、さらに3Dガラス製品が再来年の起爆剤になると予想したうえで、目標株価を引き上げたことを好感した。中国聯合網絡通信（香港）（00762.HK）は同4位の2.60％高。アナリストが目標株価と投資判断を引き上げたことを好感した。それによると、基地局会社の評価益に加え、親会社に民間資本を誘致する混合所有制改革の恩恵を受けるという。昨日に続いて本土系の保険株が堅調。中国人寿保険（02628.HK）が2.17％高、平安保険（02318.HK）が0.12％高だった。債券利回りが回復傾向に向かうとの見方が、本日も材料視された。
一方、マカオのカジノ株がそろって続落。サンズチャイナ（01928.HK）が1.98％安、銀河娯楽（00027.HK）が1.83％安となり、下落率1～2位に並んだ。蒙牛乳業（02319.HK）は現代牧業（01117.HK）の赤字見通しを嫌気し、下落率3位の1.73％安。原油相場の下落を受け、本土系石油株がいずれも軟調。また、HSBC（00005.HK）が0.22％安、AIA（01299.HK）が0.21％安といずれも反落し、ハンセン指数の重荷となった。（中国部・千原）
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