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【1月26日の香港市場】
2017.01.26 18:18
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.41%高の2万3374.17ポイント、レッドチップ指数は1.35%高の3779.29ポイントと、いずれも4日続伸。H株指数は反発し、1.15%高の9854.36ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約21%増加し、概算で649億7100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は受渡日が中国本土の休場日に当たるため、昨日から停止。再開は本土の旧正月連休明けの2月3日を予定している。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸し、初めて2万ドルの大台を超えた。トランプ政権によるインフラ投資や規制緩和への期待に加え、主要企業の16年10-12月期決算が好調なことが追い風となった。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付き、前場の序盤で上げ幅を拡大。その後は高値圏での値動きに終始した。ダウ平均先物が堅調だったことから、買い安心感が出たもようだ。香港は旧正月ムードが広がり、「港股通」を通じた本土マネーの流入も止まっているものの、トランプ相場への期待から、売買代金は前日に比べ大幅に増加した。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国本土が明日から春節(旧正月)連休に入ることを受け、消費関連株の上昇が目立った。昨日の上昇率2位だった食品大手の中国旺旺(00151.HK)が続伸し、本日は同1位の3.83%高。女性靴の百麗国際(01880.HK)が同3位の3.00%高、乳製品の蒙牛乳業(02319.HK)が同4位の2.78%高、衛生用品の恒安国際(01044.HK)が同5位の2.56%高だった。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は16年12月本決算が大幅減益となる見通しを発表したが、昨日は逆行安となっていたこともあり、アク抜け感から本日は上昇率2位の3.60%高。業績悪化が前年の特別利益という一過性の要因だったことも、本日の反発につながった。
幅広い銘柄が上昇したなか、サンズチャイナ(01928.HK)が反落し、下落率1位の0.70%安。16年10-12月期の業績が大方の予想を下回ったことが嫌気された。昨年9月に開業したカジノホテル「ザ・パリジャン・マカオ」は、一般客向け業務の控除率(カジノ側の勝率)が顕著に低かった。これについてサンズチャイナは、1人の女性ギャンブラーが連戦連勝し、控除率に影響が出たと説明。こうした驚くような理由が語られたことも、投資家心理を悪化させたもようだ。
そのほかでは、鞍鋼(00347.HK)が3.18%高、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が1.76%高。いずれも16年12月本決算で黒字に転換する見通しを発表し、これが材料視された。また、昨日は2位株主のアサヒビールが保有株を売却するという報道を受けて売られた青島ビール(00168.HK)が、本日は6.58%高。アサヒビールが売却を明言しなかったことから買い戻された。
(中国部・千原)
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