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【1月24日の香港市場】
2017.01.24 18:13
主要指数はいずれも小幅に続伸。ハンセン指数は前日比0.22%高の2万2949.86ポイント、H株指数は0.33%高の9759.26ポイント、レッドチップ指数は0.08%高の3722.76ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約8%増加し、概算で605億100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が33億1300万元、深セン経由が3億200万元だった。
ニューヨーク市場はトランプ政権の政策をめぐる不確実性を背景に、ダウ平均が小反落。こうしたなか本日の香港市場は、「港股通」が旧正月連休前の最終取引日であることから、本土マネーに物色された。これまで本土マネーに買われていた銘柄の一角に利食い売りが出たが、上海経由での買越額は前日に比べ大幅に増加した。主要指数はハンセン指数とH株指数が小幅高で寄り付き、その後は小動きに終始。レッドチップ指数は下げに沈む場面もあったが、わずかに上昇して引けた。メインボードの売買代金は4日ぶりに600億HKドルを上回った。なお、「港股通」は2月3日に再開する予定。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率3位だった恒安国際(01044.HK)が続伸し、本日は同1位の3.26%高。業績改善の見通しを背景に、アナリストが目標株価を引き上げたことを好感した。神華能源(01088.HK)は続伸し、上昇率3位の2.51%高。昨日は軟調だった石油株の一角が反発し、中国石油天然気(00857.HK)が上昇率4位の1.64%高、中国石油化工(00386.HK)が5位の1.63%高。石油制度改革や国有企業改革の期待感から、これらのA株が上昇しており、これに連れ高した。そのほかでは昨日軟調だった香港地場系の銘柄が買い戻された。
一方、先ごろまで本土マネーによる物色が話題となっていた中国建設銀行(00939.HK)が、下落率1位の1.20%安。昨日の上昇率1位だった招商局港口(00144.HK)も利益確定売りに押され、本日は下落率2位の0.96%安だった。また。マカオのカジノ株も反落し、サンズチャイナ(01928.HK)が0.71%安、銀河娯楽(00027.HK)が0.28%安。原油相場の下落を嫌気し、中国海洋石油(00883.HK)が0.30%安だった。
そのほかの銘柄では、16年12月本決算が大幅増益となる見通しを発表した内モンゴル伊泰石炭'H'(03948.HK)が13.59%高。また、16年12月中間決算での増益見通しを発表した玖龍紙業(02689.HK)は、アナリストからポジティブな評価が相次ぎ、10.85%高だった。東北電気(00042.HK)は筆頭株主の交代を材料に6.46%高。中国鉄建(01186.HK)は昨年の受注契約額が前年比で28.49%増となったことを好感し、4.22%高だった。(中国部・千原)
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