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【1月13日の香港市場】

2017.01.13 18:11

 主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比0.47%高の2万2937.38ポイント、H株指数は0.66%高の9787.34ポイント、レッドチップ指数は0.61%高の3743.98ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約10%減少し、概算で567億9200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が14億6900万元、深セン経由が2億7800万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反落。利益確定売りに押され、一時は急落したものの、終盤では押し目買いも入り、下げ渋った。こうした流れを引き継ぎ、本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付き、その後も安定的に推移。ただ、週末ということもあり、商いは閑散。メインボードの売買代金は4日ぶりに600億HKドルを下回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー株の上昇が目立った。上昇率1位は神華能源(01088.HK)の4.06%高。石炭価格の最新予測に基づき、大手投資銀行が石炭株全体の投資判断を引き上げたことを好感した。石油株では中国石油化工(00386.HK)が3.57%高、中国石油天然気(00857.HK)が2.61%高、中国海洋石油(00883.HK)が2.36%高となり、上昇率2~4位に並んだ。サウジアラビアが産出量を日量1000バレル以下に減らしたと伝わり、原油相場が上昇したことを好感。中国本土の石油製品価格を国家発展改革委員会が引き上げたことも追い風となった。

 上昇率5位は華潤電力控股(00836.HK)の2.13%高。石炭価格と電力需要の改善に基づき、アナリストが投資判断を引き上げたことが材料視された。本土系不動産株は本日も上昇。中国海外発展(00688.HK)が1.54%高、華潤置地(01109.HK)が0.21%高だった。昨日は下落率の1~2位に並んだマカオのカジノ株はいずれも反発し、サンズチャイナ(01928.HK)が0.28%高、銀河娯楽(00027.HK)が0.14%高。外貨規制をめぐる報道を当局があらためて否定し、買い戻されたもようだ。

 そのほかの銘柄では、万科企業(02202.HK)が5.69%高。主要株主の華潤股フン有限公司(華潤)が保有株をすべて深セン市地鉄集団有限公司(地鉄集団)に売却すると発表。万科企業の経営陣と華潤の対立が増資をともなわずに解消し、その他の株主との争いも終息に向かうとの見方が、買いを後押しした。

 アドバンスドカード(02086.HK)は15.48%高。大型コングロマリットの海航集団有限公司が筆頭株主となることが買い材料となった。吉利汽車(00175.HK)は3.94%高。今年の新車投入計画や仕入れコスト低減の見通しを基に、アナリストが目標株価を引き上げたことを好感した。長城汽車(02333.HK)は16年12月本決算の増益見通しを手がかりに2.70%高だった。(中国部・千原)

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