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【1月13日の中国本土市場】
2017.01.13 17:54
主要指数はいずれも続落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.20％安の3112.76ポイント、B株指数が0.74％安の339.38ポイントと、小幅ながらも4日続落。深セン市場でも深セン成分指数が1.21％安の1万8.30ポイントと4日続落した。B株指数も3日続落し、1.15％安の1109.68ポイント。両市場の売買代金は前日比で約6％増加し、概算で3837億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は6億3400万元、「深股通」（香港経由の深センA株投資）も6億2100万元の買い越しだった。
週末の本土市場は約7割半の銘柄が値下がり。上海総合指数は狭いレンジでもみ合い、3100ポイントは維持したものの、小幅に続落して引けた。深セン成分指数は後場に下げ幅を広げ、ザラ場では1万ポイントの大台を割り込む場面もみられた。人民元の先安感や資本流出への懸念、旧正月連休を控えた金融機関・企業の資金繰りへの警戒感などがつづくなか、昨日に続いてリスク回避の思惑や流動性低下に基づく売りがみられた。また、IPO（新規公開）の増加による需給悪化が一段と意識され、新興企業が多い深セン上場の銘柄が幅広く調整。これが深セン成分指数の下げ幅を広げた。
リスクマネーのIPOシフトによる資金流出が警戒され、ITセクターをはじめとした高PERのグロース株の下げが目立った。用友ネット（600588.SS）が6.77％安、中科金財（002657.SZ）が6.29％安、ベストトンHD（600640.SS）が5.44％安、神州数碼（000034.SZ）が4.91％安。国有企業による過剰設備の削減をめぐり、国有資産監督管理委員会のトップが重点業種として非鉄など複数のセクターを追加。これによりマクロコントロールが強まるとの観測から、雲南馳宏（600497.SS）が6.36％安、広晟有色金属【売付のみ】（600259.SS）が4.84％安など、非鉄セクターが低迷した。また、12月の中国の輸出統計が下振れたことから、中遠海運発展'A'（601866.SS）が0.98％安、中遠海運控股'A'（601919.SS）が0.74％安と、海運大手がさえない。輸出型産業の繊維・アパレルも弱く、寧波杉杉（600884.SS）が3.99％安、ロータイ紡織'A'（000726.SZ）が2.44％安。
一方で中信銀行'A'（601998.SS）が1.65％高、招商銀行'A'（600036.SS）が1.22％高、浦東発展銀行（600000.SS）が0.93％高など、銀行株が底堅く、上海総合指数の下げ幅を縮めた。石油製品価格の引き上げを受け、中国石油化工'A'（600028.SS）が1.02％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.84％高と、大型石油株もしっかり。
B株市場は大半が値下がりし、値上がりは7銘柄にとどまった。このなかで深センB株の*ST南山電力（200037.SZ）は16年本決算での黒字転換見通しを明らかにし、ストップ高で大引けした。（中国部・畦田）
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