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【1月10日の中国本土市場】
2017.01.10 17:19
主要指数は深センB株を除き、小幅に反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.30%安の3161.67ポイント、B株指数が0.10%安の344.30ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.24%安の1万306.33ポイントだった。一方でB株指数は小幅ながらも続伸し、0.02%高の1133.71ポイント。両市場の売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で4174億元にとどまった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は5億6600万元の売り越しだったが、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は9億5300万元の買い越しだった。
本日の本土市場は利益確定売りも目立ち、値下がり銘柄が約1800、値上がり銘柄は約1000を数えた。上海総合指数は概ねマイナス圏でのもみ合いに終始。深セン成分指数は上げに転じる場面も目立ったが、後場半ばで再びマイナス圏に沈んだ。前日の米国市場でダウ平均やニューヨークWTI原油先物が調整したことで、外部環境が悪化。本日に国家統計局が発表した12月のPPI(生産者物価指数)が11年9月以来の高い伸びとなったことで、17年のインフレ懸念が燻り、地合いを重くした。
建設セクターが低迷し、浦東路橋建設(600284.SS)が3.77%安、中国交通建設'A'(601800.SS)が2.79%安、中鉄二局(600528.SS)が2.73%安、中国鉄建'A'(601186.SS)が1.98%安。原油相場の下落を受け、中天能源(600856.SS)がストップ安、中海油田服務'A'(601808.SS)が1.43%安、海洋石油工程(600583.SS)が1.02%安など、石油株が軟調だった。発電コストの増加が警戒され、吉林電力(000875.SZ)が2.20%安、明星電力(600101.SS)が1.44%安、大唐国際発電'A'(601991.SS)が0.76%安と、電力セクターもさえない。
一方で航空大手の中国南方航空'A'(600029.SS)が7.38%高。親会社が混合所有制改革(民間資本導入)を実施すると伝わり、これが刺激材料になった。同業他社も連れ高し、中国国際航空'A'(601111.SS)が2.96%高、海南航空'A'(600221.SS)が1.82%高。アリババ・グループが百貨店大手である銀泰商業(01833.HK)の非公開化計画を発表したことから、流通セクターに思惑買いが入った。中央商場(600280.SS)が4.16%高、欧亜グループ(600697.SS)が3.94%高、重慶デパート(600729.SS)が1.52%高。
また、上海B株もA株に連れ安。突然の董事長の辞任が明らかになった湖南天雁機械(900946.SS)は3.77%安で下落率1位に沈んだ。一方、深センB株は値上がり・値下がり数が拮抗。混合所有制改革の思惑買いが山東航空(200152.SZ)に入り、1.19%高で指数の上昇に寄与した。(中国部・畦田)
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