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【1月6日の中国本土市場】

2017.01.06 17:07

 主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反落し、前日比0.35%安の3154.32ポイント。B株指数は4日ぶりに反落し、0.48%安の343.63ポイントだった。深セン市場はそろって続落し、深セン成分指数が0.79%安の1万289.36ポイント、B株指数が0.45%安の1131.90ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約1%増加し、概算で4547億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は21億300万元の売り越しだったが、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は6億4400万元の買い越しだった。

 上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退となり、小幅安で前場を終了。後場はマイナス圏での値動きに終始し、本日の安値付近で取引を終了した。上海市場は全体の6割の銘柄が下落した。深セン市場の下落銘柄は全体の7割近くに上った。

 上海A株市場では時価総額の大きな銀行株や保険株が軒並み軟調となり、上海総合指数の重荷となった。一方、二大石油株は昨日に続いて上昇し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が2.45%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.08%高。原油相場の上昇などを好感した。個別の材料があった銘柄では、約3カ月ぶりに売買を再開した*ST吉恩ニッケル【売付のみ】(600432.SS)がストップ安。再編計画が中止になったことが売り材料視された。

 深センA株市場では万科企業'A'(000002.SZ)が1.38%安。昨年12月の不動産販売が前年同月比で落ち込んだことが嫌気された。長城計算機(000066.SZ)は兄弟会社を吸収合併する計画が完了したことを材料に1.56%高だった。

 上海B株市場の下落銘柄は全体の8割半に達した。深センB株市場は全体の7割の銘柄が下落した。(中国部・千原)

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