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【1月5日の香港市場】
2017.01.05 18:23
主要指数はいずれも上昇した。ハンセン指数は前日比1.45%高の2万2456.69ポイント、H株指数は1.67%高の9598.68ポイントと大幅に反発。レッドチップ指数は6日続伸し、1.17%高の3653.38ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約23%増加し、概算で646億3900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が6億8600万元、深セン経由が2億9100万元だった。
前日の米国市場ではトランプ次期政権による景気刺激策が引き続き織り込まれ、ダウ平均が続伸。また在庫減少の観測から、ニューヨークWTI原油先物も反発した。良好な外部環境を追い風に、本日の香港株市場では買い戻す動きが活発化。対米ドルの人民元レートがオンシェア・オフシェアの両方で急反発したことも地合い改善につながった。また、12月の財新サービス業PMIが1年5カ月ぶりの高水準となり、中国経済の減速懸念が一段と和らいだことも支援材料になった。主要指数は前場で上げ幅を広げると、後場は高値圏で堅調に推移。ハンセン指数は概ね先月中旬の水準に戻した。
混合所有制改革(民間資本の導入)の進展が好感され、大型国有企業に投資家の関心が集まった。同改革で先行する石油セクターは原油相場の上昇も追い風となり、指数の上昇をけん引。中国石油天然気(00857.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる4.18%高、中国石油化工(00386.HK)が3.44%高、中国海洋石油(00883.HK)が1.63%高で引けた。石炭最大手の神華能源(01088.HK)が連騰し、同2位の4.10%高。ヤン州煤業(01171.HK)が3.77%高、中煤能源(01898.HK)が3.45%高など、ほかの国有石炭大手も連れ高した。
また、主要市場である米国経済の拡大を織り込み、エレクトロニクスの大手が堅調。世界最大級の家電見本市「CES」が米ラスベガスで開幕したことも手がかりとなった。瑞声科技(02018.HK)は好業績見通しも支えに3.56%高と上昇。海爾電器(01169.HK)が3.84%高、海信科龍電器(00921.HK)が1.12%高と、家電大手に買いが入った。このほか、人民元の急反発を買い材料に、中国南方航空(01055.HK)が3.39%高、中国東方航空(00670.HK)が3.92%高、中国国際航空(00753.HK)が1.38%高と、航空大手に押し目買いが入った。
一方、乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)が2.69%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位となった。傘下企業の現代牧業(01117.HK)について、持ち株比率を大幅に引き上げたことから、公開買付の実施義務が発生。この財務負担の拡大が警戒された。康師傅控股(00322.HK)が3.38%安、中国旺旺(00151.HK)が1.76%安など、ほかの食品大手もさえない。(中国部・畦田)
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