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【12月30日の香港市場】
2016.12.30 17:51
主要指数はいずれも3日続伸。ハンセン指数は前日比0.96％高の2万2000.56ポイント、H株指数は0.88％高の9394.87ポイント、レッドチップ指数は1.10％高の3587.99ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約2％増加し、概算で537億7500万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が64億5300万元、深セン経由が2億8600万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が小幅に続落。米国の長期金利が低下したことで、金融株が売られた一方、公益株などが堅調だった。本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付き、すぐに上げ幅を拡大。米国の長期金利が低下したことで、香港からのマネー流出をめぐる警戒感が和らぎ、幅広い銘柄が買われた。ダウ平均先物や上海総合指数がしっかりしていたこともあり、主要指数はその後も安定的に推移。ハンセン指数は8営業日ぶりに終値で2万2000ポイントを回復した。外国為替市場ではオフショア人民元（CNH）が下落し、「港股通」を通じた本土マネーの流出が加速。上海経由での買越額が大きく膨らんだ。一方、メインボードの売買代金は低水準にとどまった。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。本日も消費関連株の上昇が目立ち、百麗国際（01880.HK）が上昇率1位の3.07％高だったほか、中国旺旺（00151.HK）が同3位の2.47％高、恒安国際（01044.HK）が同6位の1.78％高だった。カジノ株も買われ、銀河娯楽（00027.HK）が上昇率4位の2.26％高、サンズチャイナ（01928.HK）が1.65％高。このところ本土マネーによる物色が目立つ本土系銀行株が堅調。交通銀行（03328.HK）が1.63％高、中国工商銀行（01398.HK）が1.52％高、中国建設銀行（00939.HK）が1.35％高だった。
そのほかでは、金相場の上昇を好感し、産金株が堅調。招金砿業（01818.HK）が5.20％高、中国黄金国際（02099.HK）が3.93％高、紫金砿業（02899.HK）が1.21％高だった。（中国部・千原）
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