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【12月26日の中国本土市場】
2016.12.26 17:32
主要指数は小幅に反発。上海総合指数は前営業日比0.39％高の3122.56ポイント、B株指数が0.12％高の343.09ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3営業日ぶりに上昇し、0.32％高の1万233.41ポイント。B株指数は反発し、0.30％高の1121.60ポイント。両市場の売買代金は先週末比で約8％減少し、概算で3783億元。なお、本日は香港がクリスマスの振替休暇のため、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも休みだった。
週明けの本土市場は後場半ばまで軟調な地合いが続いた。経済成長率の6.5％割れも容認するという習近平・国家主席の発言が伝わり、国内景気の先行き不透明感が拡大。さらに年末を控えた金融市場の資金逼迫感、大量の非流通株の売却解禁、大型IPO（新規公開）の承認などが引き続き需給不安につながった。もっとも、その後は値ごろ感から押し目買いが入り始め、指数も大引けにかけてプラス圏を回復。上海総合指数、深セン成分指数はいずれも小幅に反発して引けた。人民元レートが安定的に推移したほか、足元の原油高や米国株高など堅調な外部環境が自律反発狙いの買いを後押し。来年の全国人民代表大会（全人代）の日程が決まり、政策期待も支援材料になった。
両市場全体では最終的に6割弱の銘柄が上昇。国務院常務会議が「西部大開発」の新5カ年計画を承認したことで、インフラ建設関連株が堅調だった。中国交通建設'A'（601800.SS）が7.92％高、中国建築（601668.SS）が3.58％高、中国鉄建'A'（601186.SS）が2.66％高、葛洲ハ（600068.SS）が2.54％高。また、今年のA株IPOが245件に達し、過去三番目の多さとなったことを受け、証券セクターが堅調。山西証券（002500.SZ）が5.12％高。国金証券（600109.SS）が2.33％高、華泰証券'A'（601688.SS）が1.23％高。
一方で国内の商品先物市場で金属相場が急落したことから、資源セクターがさえない。廈門タングステン（600549.SS）が4.57%安、興業砿業（000426.SZ）が3.51％安、オルドスリソーシズ'A'（600295.SS）が1.93％安、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が1.68％安に沈んだ。
B株市場はA株に連れ高し、値上がり銘柄の方が多かった。上海B株では筆頭株主による買い増し計画を受け、大衆交通集団（900903.SS）が上昇率1位の2.12％高。深センB株では自動車大手の長安汽車（200625.SZ）が2.15％高と買い戻され、上昇率1位で指数上昇に寄与した。（中国部・畦田）
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