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漢伝媒、英皇集団が新筆頭株主に
2016.12.26 13:13
漢伝媒(00491.HK)は22日、香港の実業家である楊受成(アルバート・ヤン)氏が新たな実質筆頭株主になると発表した。漢伝媒は楊氏の傘下企業に対し、1株あたり0.19HKドルで10億株(増資後の発行済み株数の31.12%)を割り当てる計画。これにより、約1億8950万HKドルを調達する見込みで、主力とする映画制作・投資、映画館運営事業などの拡大などに充てる。増資完了後、楊氏の持ち株比率は34.14%となり、芸能人として知られる共同行為者の謝霆鋒(ニコラス・ツェー)氏の保有株を含めれば、45.03%に上昇する見込み。新筆頭株主となる楊氏は未保有株に対し、マンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。
マンダトリー・オファーの提示価格は0.215HKドルとなり、2016年12月19日の終値0.212HKドルを1.42%上回る水準。楊氏は漢伝媒の上場維持と既存事業の継続を約束している。予定スケジュールはあらためて開示するという。
なお、楊氏は香港のコングロマリットである英皇集団(エンペラー・グループ)の創業者。英皇国際(00163.HK)、英皇娯楽酒店(00296.HK)、英皇証券(00717.HK)、英皇鐘表珠宝(00887.HK)などを傘下に置いている。
今回の情報開示のため、漢伝媒の株式は2016年12月20日に売買停止となったが、2016年12月23日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/12/22)
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