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【12月22日の香港市場】

2016.12.22 18:27

 主要指数はいずれも反落した。ハンセン指数は前日比0.79%安の2万1636.20ポイント、H株指数は1.40%安の9200.24ポイント、レッドチップ指数は1.15%安の3530.83ポイント。メインボードの売買代金は概算で502億300万HKドルとなり、前日比で約5%増加した。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が15億7000万元、深セン経由が4億9400万元の買い越しだった。

 前日の米国株市場ではダウ平均が小幅に反落。2万ドルの大台に接近したことで高値警戒感が強まった。また、米国の石油製品在庫の増加を受けて、ニューヨークWTI原油先物も反落。クリスマス休暇を迎える欧州でのテロリスクなども意識され、全般的にリスクオフの傾向が強まると、本日の香港市場でも戻り売りが目立った。主要指数は前場で下げ幅を広げると、後場は概ね安値圏で低迷。H株指数はやや下げ幅が大きく、ザラ場では9200ポイントを割り込む場面もみられた。

 足元で石炭相場の調整が続くなか、11月の石炭産出量が先月に続いて増産だったことが判明。これにより業界全体の過剰生産への懸念が強まり、石炭セクターが売られた。神華能源(01088.HK)が3.09%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだほか、中煤能源(01898.HK)が2.43%安、ヤン州煤業(01171.HK)が0.93%安。原油相場の調整を受け、中国石油天然気(00857.HK)が2.18%安、中国海洋石油(00883.HK)が2.12%安、中国石油化工(00386.HK)が1.41%安と、三大石油株が全体の地合いを冷やした。非鉄金属株も軒並み軟調となり、大手投資銀行のネガティブ評価を受けた江西銅業(00358.HK)が4.83%安。

 このほか、上海市政府が来年も不動産引き締めを継続する見通しとなり、不動産セクターが低迷した。住宅販売最大手の万科企業(02202.HK)は大株主による株式売却の懸念も燻り、3.46%安で大引け。龍湖地産(00960.HK)が2.33%安、上海実業(00363.HK)が1.42%安だった。また、年末を控えて本土・香港では資金流動性の低下、金利上昇の圧力が根強く、金融セクターがさえない。大新銀行集団(02356.HK)が1.81%安、中国人寿保険(02628.HK)が1.71%安、中国工商銀行(01398.HK)が1.53%安、中国建設銀行(00939.HK)が1.26%安に沈んだ。

 一方、個別では香港の宝飾業者であるKTLインターナショナル(00442.HK)が急騰。筆頭株主の交代と時価を上回る価格での公開買付の計画が明らかとなり、23.10%高となった。債務再編が発効する見通しとなったモンゴリアンマイニング(00975.HK)も7.93%高。興業太陽能(00750.HK)は大型の海外受注が明らかとなり、3.73%高と買い進まれた。(中国部・畦田)

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