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キン科新材料、ハリウッド映画会社の買収を撤回し天馬娯楽を支配下へ
2016.12.21 11:36
キン科新材料（600255.SS）は21日、ハリウッドの映画会社「ヴォルテージ・ピクチャーズ」を中核とする複数の映画事業資産を買収する計画が取り止めになったと発表した。上海証券取引所の審査で必要な資料を期限内に揃えることが難しく、計画の遂行に重大な不確実性が存在するためと説明している。
一方、キン科新材料は同日、天馬娯楽（01326.HK）の既存株29.90％を買収することで契約を交わした。1株あたり0.25HKドル、総額1億9418万HKドルを自己資金や借入から拠出し、売り手に支払う予定。買収を通じて天馬娯楽を傘下に置くことで、エンターテイメント事業の規模拡大につながるとしている。
なお、買収が完了した場合、新筆頭株主となるキン科新材料は天馬娯楽の株式に対してマンダトリー・オファー（義務的公開買付）の実施義務が発生する可能性があるという。
（同件につきましては、2016年11月14日付「ハリウッドの映画会社を買収へ」をご参照ください）
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/12/21)
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