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【12月14日の香港市場】

2016.12.14 18:09

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続伸し、前日比0.04%高の2万2456.62ポイント。H株指数は0.14%安の9706.15ポイント、レッドチップ指数は0.47%安の3686.32ポイントと、いずれも反落した。メインボードの売買代金は前日に比べ約4%減少し、概算で616億HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が2億6000万元、深セン経由が3億7900万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が7日続伸し、再び過去最高値を更新。出遅れ感のあったIT(情報技術)株などが買われた。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。上海総合指数が前日終値を挟んで一進一退だったことから、香港市場でも本土系銘柄が軟調。レッドチップ指数は前場の中盤で下げに転じ、H株指数も後場の終盤でマイナス圏に沈んだ。ハンセン指数は下落した構成銘柄の方が多かったものの、銀行株や石油株に支えられ、小幅高で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が迫り、メインボードの売買代金は2日連続で600億HKドル台にとどまった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、利豊(00494.HK)が上昇率1位の6.30%高。中国本土の生産者物価指数(PPI)の上昇が続けば、同社の仕入代行業務の手数料も上がるとアナリストが指摘し、投資判断を引き上げたことが材料視された。原油相場の上昇を好感し、中国石油天然気(00857.HK)が4.51%高、中国石油化工(00386.HK)が3.38%高となり、上昇率2~3位に並んだ。中国石油化工をめぐっては、四川省と上海市を結ぶガスパイプライン事業に戦略投資家を誘致したことがアナリストに評価されたほか、小売り事業子会社の香港スピンオフ上場についての観測記事も流れ、これらも材料視された。また、イタリア最大手銀行の経営再建策を受け、欧州株が上昇したことを追い風に、英国を本拠とするHSBC(00005.HK)が1.01%高だった。

 一方、昨日の上昇率4位だった百麗国際(01880.HK)が売られ、本日は下落率1位の2.22%安。神華能源(01088.HK)も反落し、本日は下落率2位の1.39%安。このほか本土系の金融株や不動産株、香港系の不動産株などが売られた。

 そのほかでは長城汽車(02333.HK)が2.13%安など、自動車株が軟調。小型車の購入にともなう税制優遇率が、来年から半分に縮小するとの報道があり、これが嫌気された。(中国部・千原)

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